子供達と山へテント泊へ行って来ました。

想像していたよりも寒く

夜の7時には外気温3度くらいになり

「ひゃあ寒い寒い」

なんてみんなで言いながら、そそくさとテントの中に入り込み、寝袋にくるまりました。

息子は3DSでポケモンをやりはじめ

娘は小説の図書館戦争を読みはじめました。

…

さって…なにすっかな…

子供達と山に来る時は酒を持ってきません。

なにかあった時に車の運転が出来ないと困るからですが、軽くアル中気味なのでどうも落ち着かない。

ちょっぴり飲んだらスヤスヤ寝れるのになぁ…

まぁ、無いもんは仕方ない…

ヒマなので娘が持ってきた、雑学の本を読んでみたり。

そうこうしてるうちに夜の8時半。

「さぁ、もう寝るで」

「はーい」x2

…

息子は返事とともに3DSを閉じたが

娘は返事しただけで、何食わぬ顔で本を読み続けている。

(-｡-;…

娘のそばに小さいランタンを灯けてやり

テントの天井に吊るした灯りを消しました。

…

もう寝るでと言ったものの、まったく眠くなく

ぼんやりと天井を眺めていました。

∑(ﾟДﾟ)ハッ！！

嫁が言っていたことを思い出しました。

息子に好きな言葉を訊いた話。

よっし、訊いてみるか。

「のんちゃん(息子の愛称)」

「ん？」

「あのさ、のんちゃんの好きな言葉ってナニ？」

「この間お母さんにも訊かれたで」

「お父さんにも教えてや」

「ヤッター」

（＾ω＾）ニヤニヤ…

嫁から聞いて知っていました。

「ヤッターかぁ…いいなぁ…上手くいったりして嬉しい時にしか使わへん言葉やもんな」

「そやな」

「これからもいっぱいヤッターって言えたらええな」

「うん。お父さんは？」

「ん？」

「お父さんの好きな言葉は？」

「お父さんはな、もう30年くらいずっと同じ言葉やで」

「ふーん」

「よく生きる。って言葉。よくってのは正しいっていう意味もあるけどな、よく噛んでとか、よく食べてとか、よく笑ってとかみたいに沢山っていう意味やで」

「ふーん…」

「お父さんはな、沢山楽しんだり、沢山いろんな経験をして生きていきたいと思うねん。のんちゃんもこれからいろんな経験してな」

「はーい…」

「よっし、明日はよく登るぞ」

「うへぇ…」

∑(ﾟДﾟ)ハッ！！

娘の好きな言葉ってなんやろ？

いい機会やからついでに訊くか

「愛子、愛子の好きな言葉は？」

シーン…

「愛子？」

シーン…

「愛子？」

グー…

∑(ﾟДﾟ)もう寝てやがる！！

…

…

…

娘が星を観たいと言っていたので夜中に起こす。

ユッサユッサ

「起きろ娘！！星がキレイやぞ！！起きろ！！」

「ムニャムニャ…もう星なんて、どうでもいい…もうちょっと寝る…」

∑(ﾟДﾟ)ナンヤトー！？

「アカン！！起きろ！！朝になったら絶対に言う「なんでお父さん起こしてくれへんかったん〜もう！！プリプリ！！」って。起きろ娘！！」

「……プリプリなんて言わんわ…」

…

もぞもぞ起き出して

2人で見晴らしの良い場所へ移動。

「さっむ！！」x2

ありがたいことにそこそこ星が見え

サーモスに入れておいた紅茶を飲みながら

2人でぼんやりと暗い空を眺める。

「キレイな」

「そやな」

∑(ﾟДﾟ)ハッ！！

そうや、この際訊いとくか

「愛子って好きな言葉とかある？」

「ん〜」

「どんな言葉でもええで」

「ん〜〜…特に無いけど…よく生きるでええわ」

((((；ﾟДﾟ)))))))ガーン！！

寝たふりしてやがったー！！

てか、人の好きな言葉を「でええわ」って！？

オイ！？

…

「そっか」