観劇するときに気を付けてることまとめ
みなさんこんにちは。相変わらずのよぴです。
今回は、『観劇ってはじめてだから、なにかルールがあるのかな?』『映画となにが違うんだろう…なにか用意するものはあるのかな?』というひとたちにむけて、『私が気を付けている舞台観劇のマナー』についてすこし書いていこうと思います。
別に、『観劇のマナー知らないのに来るなんて最低です!!!これはこうしてください!』とかそういう話ではなくて、当日まで不安でソワソワしなくてすむように、『ここをおさえるとさいごまで楽しくみられるよ😊』という(あくまでも私なりの)内容ですので、軽い気持ちでお読みください。
①忘れてはいけないこと
まずはじめに、舞台においては自分が空間の一部であることを忘れてはいけません。
ライブなどとはことなって、舞台の上の世界にたいして、観客である私たちからメッセージを送ることは原則として許されません。つまり、声をかけたり、応援の道具を持ち込むことは、全て禁止されています(拍手や漏れる笑いなどは別)
役者さんたちは、舞台の世界に入り込みながらも、その世界には本来存在しないはずの沢山の客前にたつという、とても難しいことをやっています。
観客が世界を壊すようなことをすれば、役者たちが苦労して作り上げた物語は崩壊してしまいます。
また、周りの観客も、同様にその空間を買い取るためにお金を出しています。その中には、誰かのお喋りなどのような雑音は、サービスとして含まれていません。
自分がお客さんであると同時に、まわりの人達もお客さんであることを、必ず忘れないようにしましょう。
さて。
過去に、私が応援していたアイドルグループの女の子が舞台に立ったことがあるのですが、そのさい、『観劇中に名前(本名)を呼ぶ』などの迷惑行為があり、とても問題になりました。
名前を呼んだファンは、きっと少し反応してもらえて、満足したのだとおもいます。
ひょっとしたら、名前を呼ぶということがルール違反であること自体を知らなかったのかもしれません。(歌舞伎だと声をかけますし、歌舞伎のような気持ちだったのかもしれませんね…そういうひとには一生歌舞伎揚くっててほしいです)
しかし、名前を呼ぶ、雑音を出す、舞台を壊す、そんなファンしか動員できない役者には、もう仕事は入ってきません。
ネットでも、『だからアイドルを舞台にあげるのはダメだ』みたいに叩かれているのをみて、めちゃくちゃつらかったです。
そのファンは、大好きな大好きなアイドルの、将来の仕事を奪ったのです。
舞台において、失敗のやり直しはききません。
舞台でしゃべる、呼び掛ける、キャーキャーと歓声をあげるという行為は、ライブでいうところの、 ファンが突然ステージにあがって好き勝手に歌い出すことと同じです。
歌った人は気持ちよくて、最高な気持ちでも、他の観客にとっては迷惑です。
俳優にとっても、最低なステージとなります。
観劇においてわすれていけないのは、
・役者に気づいてもらおう、といった行為は禁止されてる
・自分達のマナーが、将来の仕事に影響を及ぼす
その二点です。
(そんなことわかってるよ~という方が、ほとんどかと思いますが、一応書いておきました🥺トラウマがあるので…)
①電子機器の電源を切ろうね
・マナーモードは不十分!
舞台では、スマートフォンはマナーモードではなく電源ごとオフしましょう。
一旦マナーモードにすると人間は安心しがちですが、実はマナーモード中もアラームだけは音がでたり、万能ではないのです。あとバイブ音めちゃめちゃひびく。
ちなみに、舞台ではスマートフォン以外も、電子機器は電源ごと落とすことになっています。(アナウンスは流れるけど、聞き落とす場合もあるから気を付けてね!)
音ももちろんですが、じつは電子機器は音響に干渉して障害を起こすことがあるためです。
音響障害がおきると、役者に指示が聞こえなくなったり、効果が演出家の意図通りに再現できなくなります。
(私はシアタークリエでいちどとんでもない音響障害にぶちあたったことがあるのですが、あれは原因はなんだったんだろう…?ほんとにひどくて、みんななにごとか、とそわそわしてました。生のものってこれが怖いよね…ちなみに台詞飛ばすのもみたことあるよ😊それくらい、舞台はミスと隣り合わせ!)
ちなみに私の経験で最悪だった騒音問題のは、公演のDVD収録の日に、クライマックスでスマホを鳴らしたおばさんがいたことです。
役者さんの集中力もきれるし、観客もあーぁという気持ちが漂ってて…『これ、どうやって責任とるの?』というかんじでした。
ちなみに、おばさんは最初自分ではないふりしてごまかそうとしたのか、相当な時間無視を決め込んでいました。
しかし、結局ずーっと切れなくて最後にいそいそと電源を切る、という、とても悲惨な状況…。
周りの目も何もかも、きっとおばさん当人もトラウマになったんじゃないかな、と思っています。
②背もたれから背を離さない。席の横からのぞきこまない
○ ○座や○ ○劇場、といった場所は、すべての席から舞台をできるだけ見やすいよう、すべて計算して作られています。
たとえば、席が互い違いに配置されており、肩越しに舞台がみえるようになってちたり、傾斜がかけられて、頭で舞台が隠れないようにする、などです。
この工夫が実は一方でとても危険で、実はほとんどの劇場では、椅子の背もたれから背中を離すと後ろの席の観客の視界を阻害するように座席がつくられています。(特に二階以降)
(これは、見やすくするために、通常の平地のホールとはちがった傾斜があるためです。)
普段から猫背気味だったり、背もたれから離れる癖のある人は、よくよく注意してくださいね。
これもスタッフからばっちり注意されますし、後ろの人も可愛そうですが、意図せず迷惑行為をしてしまった…と本人もつらい思いをするきっかけになりますので、意識しましょう。
②途中退席をしない努力をする
映画だと、途中で人が入ったり出たりするのは、気になるけど映画そのものには影響を与えませんよね。しかし、舞台は役者さんの目の前で立ち上がるわけだから、確実に集中の糸をきるきっかけになります。
そもそも、目の前に人間が大量に座った環境で役に入り込むのは、とてつもない努力を必要とします。
その努力を裏切らないためにも、できるかぎり途中退出や途中入場はやめましょう。(体調不良などのやむを得ない場合は、無理をしないこと!)
ちなみに、空調に弱い人は靴下やカーディガンを忘れずに。
あと、悲劇をみるときはまじでハンカチを膝に乗せとくといいぞ!!!!ハムレットとかな!!
③公演中の飲食は禁止です
公演中は、飲食は禁止です。
ときどき飴ならいいよね~みたいに袋をがさがさするひとがいるのですが、本当に超絶迷惑なのでやめましょう。びっくりするくらい音が響きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
拝啓
帝国劇場で私の目の前で唐揚たべたおばさん、元気ですか??
私はあなたが出したからあげの臭いも、透明なパックのバリバリした音も、そして終始乗り出して私から一切舞台をみえなくしてくれたことも忘れていません。
劇場スタッフが四回注意しても、幕間に直接注意しても直らなかったことも、終始となりの同行者の方とおしゃべりしたことも、すべて許していません。
ずっと楽しみにしていて、一万円払って、わたしは唐揚の臭いとあなたのつむじを見せられただけでした。(実話)
あなたのような方は、二度と観劇にはこないでください。
私と同じ被害者を産み出さないためにも、家でテレビとしゃべっていてください。
お願いします
ーーーーーーーーーーーーーーーー
と、こうやって引きずる人間もいるので、みんな気を付けようね🥺💦(あのときは人生で初めてばりに頭に血がのぼった。こんなことあってはならないだろうが!!!)
④ライブと同じく、人の迷惑にはならないようにする!
頭にどでかいリボンをつけたり、下に座布団を敷いたり、キツイ香水をつけたりするのはマナー違反です。
これはやむを得ない理由はないはずなので、本当に絶対にやめましょう。
⑤オペラグラス(双眼鏡)の持ち込みは可能
オペラグラスの持ち込みは舞台でも可能です。
舞台はライブとは異なっていて、役者と近いと良席!とは限りません。
実は全体がみえなかったり、役者が終始横顔状態だったり、あれ、と思う席の可能性も大いにあります
(二階の最前列とかは実は最高だったりする)
ちょっと席が遠目かな~?と思っても、がっかりしたら🙅ですよ!
オペラグラスはひとつ持っておくと、役者さんの顔も全体も楽しめていいです。
が、夢中になって肘を左右に広げたり、オペラグラスの上下で衣擦れしまくったり、周りに迷惑がかからないように注意しましょうね。
(できるだけすぐに覗けるように、膝の上にのせておくといいとおもうよ😊)
⑥楽しむ気持ちを忘れない
私は諸事情あってそこそこのキャパシティのホールに立ったことがあるので実体験としていいますが、観客の顔は意外と舞台からはっきりみえます。
(少年倶楽部とかって、客席の顔めっちゃ写るじゃないですか。暗いとはいえ、あんな感じにちゃんと見えます)
楽しそうだなとか楽しくなさそうだなとか、そういうのは役者さんにはばっちり伝わるので、真剣にみて、楽しかったら楽しいなって顔をすることも大事!ちなみに喜劇とかふつうの舞台だと、演出家の先生が稽古中に『ここで観客から笑いが起きるはずだから~』とか言います。ふつうに。(※一応いっときますが、私の仕事は別に役者じゃないですよ!!)
なので、笑うシーンでは笑おう!あるかわかんないけど…我慢する必要はなし🙅
あと、拍手するときは全力で拍手しようね(*’ω’ノノ゙☆パチパチ(さいごは絶対拍手!)
⑦まじでデートだと思おう
舞台はデートだと思おう。
服選んで、化粧して、整えて、そういうのめっちゃたのしいよね🥺💓
そこはふつうのツアーと一緒だよ~😊💓
楽しんで観劇しようね!!
舞台の面白いところは、自分の好きな役者を知らない人も見に来るってところです。
脚本、演出、原作、他の役者のファン…
そういうひとたちに、自分の好きな役者をすきになってもらうためにも、我々は是非!!
品のいい観客としての存在を意識しましょう🥺💓
Sexy時代をつくりだそうね!!!
てなことで、今回はこの辺でばいなら✋
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?