見出し画像

30代半ばの突発無計画旅を振り返る_3日目

天王寺~広島

なんとか朝起き、9時過ぎの新幹線で広島へ。足はまだ痛いが少しは回復したか。せっかく広島まで来たので、突発とはいえ色々見てみたいし、広島で1泊することにして新幹線内で適当にホテルを予約した。天王寺よりも価格帯がちょっと上だったのが意外だった。

広島駅

外国人観光客と、修学旅行と思われる学生軍団が目立つ。コインロッカーに荷物を預ける。駅からは、「めいぷるーぷ」という、主要観光スポットを3ルートで巡回するバスが定期的に出ているようで、価格も安くありがたかった。

原爆ドーム~平和公園

ドームって意外にも都心部の中にあったのに驚く。初めてくるはずだが、ちょっとデジャヴュがある。そういや広島駅にも何かで一度来たことあるような、ないような……幼少期に親と来たりしたのかな。観光バスも原爆ドーム周辺も、ほぼ外国人だった。雨が降らない今日は屋外スポット、雨が降る明日に屋内スポットを回ろうと思い、無料で見られるちょっとした展示をいくつか見て宮島へ向かう。

観光船

宮島へのルートを軽くググった限りでは、電車とフェリーを乗り継ぐしか手段が無いと思っていた。観光ルートバスの運転手さんに「宮島行きますか?」と聞いていた人がいたが、「宮島は電車乗ってくしかないですよ」と答えていたのもあった。なのに、駅へ歩く途中の船着き場から直行できることを看板でたまたま知る。情弱をカモにする悪徳業者かとちょっと警戒したが、あまりに堂々としているし、ちょうど出発時刻だしで、乗ることに。若干割高な値段だが、ガラ空きなので一人窓側に座っても全然問題なさそうだったので、正解だっただろう。天候の関係で甲板に出るのはNGだったのがちと残念。

宮島-厳島神社

宮島が何なのか、厳島神社が何なのか、何も知らずに上陸。大量の修学旅行生! 大量の外国人! 大量の鹿! 売店で「鹿ソフト」なる、糞に見立てた麦チョコがトッピングされてるソフトクリームを食べながら神社に向かう。修学旅行生で溢れていたのがやや残念だったが、多分それでも土日に比べれば空いているんだろうと思う。

宮島-資料館

修学旅行生が全くいない資料館にフラッと入る。複数の民家?を繋げたような作りになっていて、順路をぐるっと回って1F、2Fと伝っていくと入り口に戻ってくる仕組み。ちょっとダクソっぽくてワクワクした。

宮島-迷子

多宝塔という観光スポットに行きたかったのだが、看板や地図を頼りに進んでも一向にたどり着かない。どういうカラクリかと思ったが、どうやら工事中で見えなくなっているようだとTwitter検索で知る。看板に描いといておくれ…! 足の痛みが目立ち始める。

宮島-大聖院

荘厳な建物。戒壇めぐりというアトラクションがあった。戒壇めぐり! あのなんか真っ暗闇を歩くとかいう! 一度やってみたかったのだ! 人も全然いないので並ばず体験できる! 僥倖! と思っていたところ、すぐ前に入っていったカップルが、「開いてなかったね…」と言いながら残念そうにすぐ出てきた。そんなぁと思いながらせっかくなので入り口まで行ってみると、入れそうだ。マジで真っ暗なので、カップルは入り口に気づかなかったか、これが入り口とは思わなかったのか。比喩ではなく何も見えない。めちゃくちゃに怖い。左手を壁について進んでいくシステムのようだが、手を離したら戻れる気がしないほどの暗闇。ビビリ散らかしながら進むも、曲がると見せかけて曲がらなかったり、たまに凹んでいたり、恐怖。進んでいくと、ダクソの巨人墓場の七色石よろしく、ぼやっと小さな光る仏像?が並んでいたり、奥で小窓で何やら除けたり、これで合ってるのかはわからんがとにかく出口まで来れた。怖かった。怖かったよぉ。でも機会があればまたやりたい。あんな闇、日常では味わえない。

階段を降りると闇が広がっており、闇の中に入口のカーテンがある。

宮島-ウロウロ

ウロウロする。なんかすごい松を見たり、なんかすごい広い寺?に入ったり、薬膳コーラ・牡蠣カレーパン・八朔白あんアイスといった何だそれグルメ食べたり、全部おいしかったり。帰りはフェリー+電車という正規ルートで広島へ戻る。電車は気づいたら寝落ちていた。足痛すぎ。

広島駅周辺

まだ早めの時間だったので、歩かずに観光気分を味わうため、ループバスで1周する。いい。いいよこれ。戻ったあとは、広島ラーメンとやらを食べに行った。一風堂って感じだった。

宿

そこまで宿代をケチったつもりもなかったのだが、写真詐欺も良いところの老朽化した建物だった。剥げた壁、独特の匂い、薄い壁、他の部屋から聞こえる大音量のテレビ、トイレのフタもないユニットバス。なんとなく、昭和のラブホテルってこんなんだったのかな、と思った。足が痛く、湯船に浸かりたかった。でもホテルの浴槽は使いたくなかった。

音戸温泉

広島駅周辺には銭湯がなく、20分ほど歩いたところに銭湯のような温泉があるのを地図で見つけた。繁華街にあり、治安が悪く、番台も客も正気じゃない、、、というような恐ろしい口コミもいくつか見かけたが、せっかくなので行ってみる。繁華街とは思えぬ暗く静かな住宅街に見えたし、治安の悪さも感じなかったし、番台も客も普通だった。独特な匂いの温泉で、薬湯やサウナもあり、良い施設だった。あちこちに、「騒がないで」「湯船で運動しないで」「湯船の湯を汲まないで」といった感じの注意書きがあったので、口コミ当時は本当に荒れていたのかもしれない。少なくとも、自分が訪れたときは静かでとても気持ちよかった。口コミだと1台しか無いと書かれてたドライヤーも2~3台あったし。

音戸温泉
音戸温泉入口

その他

3日目の万歩計は、31,245歩/19.15km。初日より歩数が多いのに距離が短いのは、足が痛くてかばうようにゆっくり歩く場面が多かったからと思う。明日に備えてこの日は早めに寝た。

雅に渡れるのか? この傾斜を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?