世の中がウキウキと暖かくなってきたのは、世界中の人が笑顔でお焚き上げファイヤーしているから。圧倒的感謝☆今回は告白をした相手に「今は付き合えない」と言われたものの、その後もデートを続けていたら、ある日「彼女ができたからもう会えない」とフラれた。急なことでわけがわからないよ！というご相談です。

 本相談のテーマ

・精神ヤリチン
・はっきりしない男
・友達以上、恋人未満（という名の都合のいい関係）
・グレーな関係
・好意の搾取
・自信がない
・相手の言動で期待を募らせる
・自分で動かない、受け身

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このnoteは相談者以外も読めます。上記テーマに悩んでいる人、あるいは分析に興味がある人は、購入してお読みください。

相談希望者はこちら。

『妖怪男ウォッチ』ぱぷりこの「お焚き上げ恋愛相談」始めます

https://note.mu/papuriko/n/n98f0f45c01f9

・お焚き上げの筆圧：☆☆☆☆（高め）

お焚き上げ内容

登場人物

相談者：ホタテさん。25歳。国立大・院をストレートで卒業した大学職員。
お相手：大学の非常勤講師。34歳。法学部卒の司法試験落ち。司法試験に落ちた挫折感を引きずっている。

相談内容はこちらっ！

・大学をまたいだ職員の飲み会で出会う。その後、大学間の泊りがけの研修で仲が深まり、プライベートでも会う仲になる。休日にごはんを食べたり、映画を見たり、遠出したりと順調なデート。。
・関係が3か月ほど続いたところで、ホタテさんから「好きです。付き合ってください」と別れ際に伝えた。
・告白した当日の夜、彼が家まで来てくれて、抱きしめられながら「司法試験が駄目だった挫折感をまだ引きずっていて、今は付き合うなどは考えられない。他に好きな人がいるわけじゃない。付き合うっていうのは、ただ遊びに行ったりとかじゃなくて、全部を受け入れるってことだから、ごめん」と言われる
・諦められず、「今の仲の良い関係を続ければいつか付き合える日が来るかも」と思って会い続ける。
・付き合えるかもという期待半分、ダメでも少しでも長くそばにいたい気持ち半分だった
・お互いの誕生日やクリスマス、バレンタイン、お正月などのイベントは必ず2人で祝っていた。旅行もあり。恋人のようだった。
・しかし、彼が他の女性と2人で食事に行ったことを、バレバレの嘘で隠ぺい。ホタテさんが、「付き合ってるわけでもないし隠す必要はないはずでは？」と思い「嘘つく必要はない」と怒ると、「裏切ってごめんなさい」と謝られた。
・この時、ホタテさんは「他の人とのデートを隠すということは、私は女友達以上に思われてるのでは？」と勘違いした
・他にもいかにもなTHE・デートスポットで「ホタテちゃん以外の人とこんなとこ来ないよ」などと期待をあおる発言がある
・彼の自宅にも何度か遊びに行ったが、体の関係は一切なかった。
・2年ほど上記のような関係を続けた結果、「もう2人で会うのはこれが最後」「付き合ってる人ができた」と告げられた。相手は同窓会で出会った元同級生とのこと。
・ショックすぎて思考停止してしまい、問い詰められず「幸せになってね」とアッサリさよならしてしまった
・そのあと落ち着いて思い返すと、「あれは何だったんだ」「私は彼の何だったんだ」「私の何がダメだったのだろう」という思いが湧いてきて整理がつかない

いま望んでいること。現状がどうなれば、自分にとっていいのか
この先同じような男性に振り回されないためにどうすればいいか

 ぱぷりこに望むこと
・相手の心理分析

相談内容＆相談者のざっくりまとめ

出たーーーーーーーーー出たぞーーーーーーーーーーー！！！

「今は付き合うつもりがない」だけど「君のことは大事だ」マンがでたぞーーーーーー！！！者どもであえであえーーーーーー！！！

相手の好意を利用して吸い上げて、はっきりしない態度で生殺しの飼い殺し。でも最後は「好きな人ができた」「付き合うことになった」「結婚することになった」っていう即死魔法を出してくるタイプですね。

即死魔法を受けた相手は、死んでも死にきれず、「自分が一番そばにいると思っていたのに」「彼のことを分かっているのは私なのに」などの新たな呪いを生み出すアンデッドになりがちです。

さて、このタイプ即死魔法の使い手は男女共に一定数いますが、ここに「体の関係がある」とか「貢がされた」というわかりやすい搾取要因があると、「その人が悪い」と被害関係がはっきり出るため、分かりやすい。しかし「デートを重ねることで期待を持たされていた」だと、「気持ち」という目に見えない心の被害なので、事実としてのマイナスが見えにくくなります。

でもこの気持ちの搾取が一番きっつい。なのに被害が見えにくいために「なんで？」「どうして？」「私のなにがだめだったんだろう？」「何かしたのだろうか？」となぜなぜワンダーワールドに白ウサギを追いかける日々になりかねません。

「今は付き合えない」というマジックワードは、ヤリチン界隈ではアンパンチ並みのスタンダード技。ホタテさんの場合、体の関係はありませんでしたが、彼は精神ヤリチンだったと言っても過言ではありません。

彼らのようなタイプに対して「自分の何がダメだったのか」と自問自答しても無駄無駄無駄です。なぜなら彼らは「付き合わないとはっきり決めている相手に曖昧な態度をとり、責任を取らずに好意を貪る」人たちだから。しかも自分は好意を搾取している自覚があまりないタイプが多く、むしろ「付き合えないとはっきり誠意を見せているから誠実だ」と思う人すらいます。彼の場合、他の人とデートしている時に謝るそぶりを見せたことから、さすがに罪悪感はあった様子。ですが一般的に、この手のタイプに期待を寄せると、高確率でホタテさんのような「期待を持たせることをしたくせに、私だって時間を費やしたのになんで」地獄に陥ります。

ホタテさんの相談内容は、「あーはっきりしない自己愛ナルシストにつかまってかわいそうに…」と読み進められるんですけど「ふぁ！？！？！？！？」って声が出た個所がある。それが下記。

・2年ほど上記のような関係を続けた結果、「もう2人で会うのはこれが最後」「付き合ってる人ができた」と告げられた

2年？2年って730日ですよ！？0歳児が2歳児に成長しますよ？？？と2度見して当たり前のことを口走りました。いやー20代の2年は長いよ。なので問題は、「なぜグレーな関係を2年も続けてこの結末に陥ったか」です。原因は「自分の望みがあるにもかかわらず徹底的に動かず受け身でいたこと」だと思われます。

ホタテさんの望みは「この先同じような男性に振り回されないためにどうすればいいか」。彼のような「グレー男爵」の特徴や心理分析と合わせて、ホタテさんが今後同じような沼にはまらないように焚き上げ解体していきましょー。

恋が実らなかったのは、ノイズをシグナルと勘違いしたから