[相談22]港区キラキラ女子としてハイスペと飲み歩く日々。でも選ばれない。結婚したいけど相手がいない。

港区で遊びまくる、酒豪ガール系女子からのお焚き上げ依頼がきました!友人は美女ばかり、彼女たちのツテでハイスペとの飲み会や出会いは多いキラキラの日々。しかし自分は選ばれない日々でとてもつらい。結婚したいし、結婚に向く人とどうやって出会えばいいの?というお悩みです。

本相談のテーマ

・東京キラキラガールの苦悩
・友人たちへの憧れと嫉妬
・結婚願望と婚活
・見下し精神
・マウンティング地獄で自家中毒
・結婚したい

本お焚き上げの筆圧:☆☆☆☆☆(とても高め)

相談者の年齢と職業/職種

ワッフルさん:30歳、女性。建築士。途中で専攻を変えて、自分の好きだったことを勉強&仕事にできている。社交的、お酒大好き。一緒に出会いや飲みを楽しむ「酒豪ガール系」のグループに属しており、彼女たちと一緒にいることも、出会いの場に出かけることも大好きだが、空しさも抱えている。

酒豪ガール系パリピ女子メンバー詳細

全員美人でハイスペ。お酒が大好きでノリのいいキラキラガールズ。

・A:30歳。Fカップ美人、国内大手総合職、フランス留学歴あり。実家が東京の豪邸のお嬢様。
・B:28歳。スレンダー美人、国内大手総合職、御曹司彼と婚約中。もちろん指輪はハリーウィンストン♡
・C:28歳。元モデルのEカップ美人。国内大手総合職、実家が東京の豪邸のお嬢様。
・D:29歳。元モデルのGカップ美人、国内大手総合職、彼氏は雑誌にも出てるあの人。
・E:28歳。スレンダー美人、フリーアナウンサー。元カレ陣には経営者や有名人がずらり。
・F:28歳。ゆるふわEカップ、アメリカ人とのハーフ。キャリアも学歴もないがとにかくモテる。
・ワッフル:30歳。少し美人のDカップ、建築士、最近仕事が忙しく肌荒れぎみ。

今抱えている問題
1.美人揃いの酒豪ガールズとの飲み会で、ちょっと美人程度の自分は選ばれないこと
2.選ばれないことで、「自分には価値がないのでは」とどんどん自己卑下していくこと
3.酒豪コミュニティ外で婚活を始めてみたがうまくいかなかったこと
4.1人で過ごすことが退屈で、1人でいれないこと

酒豪ガールズ問題勃発
・酒豪ガールたちは育ち・キャリア・見た目と三拍子そろった美女集団のため、彼女たちといると出会いは多い
・だが、それだけ素晴らしい女性たちと一緒に飲みに行くと、とにかく選ばれない
・飲み会後、デートに誘われないし、誘われても他の参加者全員に声をかけているパターンばかり
・飲み会相手はいわゆる「港区」の住民で、金持ちの経営者が多く、不誠実そうな金持ちばかり
・とはいえ、自分は選ばれないから嫌っているだけで、選ばれれば喜んでホイホイついていくだろうと思われる
・金持ちの飲み会を楽しんでいることはいる。手の届かないお店、会員制のバー・レストラン、モエやヴーヴの山。この東京キラキラを手放せない
・さらに後日酒豪ガールと0次会として集まり「どうだった~!?」と報告会をかねたガールズトークをするのが非常に楽しい
・港区の金持ち飲み以外にも、大手デベロッパー、大手外資、医者、会計士、マスコミなどの普通のハイスペ合コンもあるが、そこでも選ばれない
・港区の金持ちとは違い、恋人を作ろうと思っている彼らは、超美人たちを口説きにいって撃沈していく
・「君たちじゃ彼女たちは無理だから私にしておけばいいのに」と、何度も心で叫んぶも相手にはもちろん伝わらない
・報告会は楽しいが、自分以外の女の子は口説かれているが自分には声がかかっていないという現実を思い知らされる場でもあり、「私って価値がないんだな…」とみじめな気持になる

脱酒豪ガールズ&単独行動開始
・「もうこんなコミュニティで出会ってても、らちがあかねえ」と察し、出会い系アプリで婚活を始める
・特に盛ることもなくあっとう間に人気会員になり、3か月の間に条件を絞って50人程会う
・しかし結果は結論からいうとダメ
・3か月で50人程度会い、彼氏は2人ほどできたが、どちらも難ありだった

1人目
「俺に指図するな!」な俺様ジャイアン男。「お付き合いが決まったし、一緒にアプリを退会しましょう」と言ったところ、「俺は指図されるのが嫌いなんだ」と宣言し、堂々と新規の女子との出会いを継続。これは無理だ、と思い速攻損切り。

2人目
一緒にいて楽しい、高スペック、なのに顔がダメな男。一緒にいて楽しく、条件的にもよかった。しかし見た目がどうしても気持ち悪くて受け入れられず、自分から「なかったことに」と曖昧にしてフェードアウト

・出会いすぎて疲れたため、出会い系アプリは退会
・3か月間、ストイックに出会い続けた結果、最終的な交際には至らなかったが、ちゃんと「モテる」ことを実感した
・そこまで卑下するような自分でもないと思い直すようになり、自信回復
・自信を回復したことで、再び酒豪ガールズたちと飲み歩くようになった

◎酒豪ガールズ・リターン!
・一緒に遊びだすと、また「選ばれない」という容赦ない現実が襲い掛かり、最初の悩みに戻る
・彼女たちといると楽しいけど、異性がいる場で比較されて苦しい
・でも、そのコミュニティにいる自分が好きで抜け出せない
・育ちもよく、きれいでキャリアもある友人に囲まれて、一緒にいられることがうれしい。一員でいられることが嬉しい
・でも明るくて面白い自分だから呼んでもらえてるだけで、女性的魅力は最下位であることを突き付けられてつらい
・あの子にはあそこで勝ってる、負けてると自分で立ち位置を確認して優劣をつけてしまい、嫉妬で苦しい
・「私は男を財布扱いしないし、誰にも家賃払ってもらってないのに、どうして騙されちゃうの?」という思いでいっぱいになる
・長く付き合っていた大好きな彼氏がいるときは、こんなことは全然気にならなかった
・ブスでぱっとしない友人ともその当時は仲良くしていたが、今はそれもできない。無駄だと感じる
・自分に自信がなく、友人や彼氏で自己実現をしているからつらいのか、どうしたらいいのか

◎心のドロドロが止まらない問題
・一人でいられない、友達を選んでしまう、そんな自分が嫌
・一人でいると退屈で、誰かと一緒にいるのが楽しい
・美人の友人たちに黒い感情を抱く自分もすごく嫌
・気軽に誘える友人は酒豪系以外にもいるが、時間の無駄と思って誘わない。
・ブスでパッとしない人といる時間、出会いにつながらない時間が嫌でしかたがないから
・どうやったら理想の恋人と出会えるのか、さっぱりわからない
・キャリアをつけて、ビジュアルを磨いて自信をつけて市場価値を上げればいいの?
・でももう、無理。1日も早くという思いではちキレれそう

・いま望んでいること。現状がどうなれば、自分にとっていいのか
結婚を考えられる彼を見つけて友人と爽やかな気持ちで仲良くなりたい

・ぱぷりこに望むこと
心理分析
とりあえずすぐできそうなこと

相談内容&相談者のざっくりまとめ

「この苦しさ、友人や彼氏で自己実現をしているからでしょうか?」との問いがありましたが、いやもう「でしょうか?」じゃないよ!そうだよ!アブソリュートリーイエスマーム!とブラウザ越しにワッフルさんの肩をつかんでガタガタしたくなりました。筆圧と血圧が相関してイケナイ。

「港区」「酒豪系」という派手な要素があるものの、中身は「外部評価依存」×「ターゲットが決まっていないため失敗しか見えない婚活」の悪魔合体技だと思います。どちらも、「楽しいけどつらい!」とヒリヒリしている東京アラサー女子からよく聞くお話です。

最終目的は「結婚」とのこと。なるほど依頼メールから「結婚したい」という気持ちは伝わってきたんですが、「何のために結婚したいのか」「結婚相手とどう言う関係を築きたいのか」がまったく見えなかったんですよね。酒豪ちゃんたちと会うハイスペ金持ちと結婚したいの?(嫌ってるのに?そして彼らは浮気前提ですけどいいの?)ハイスペじゃなくてもいいけど一緒にいて安心できる人がいいの?アプリで婚活してた時の条件って何???思いっきり俺様地雷男を引いてるけど、その条件の見直しが必要じゃない?????もうね、何もわからないです。おそらくご本人がわかっていないためと思われます。で、こういう「本人が自覚していない婚活」ってほっとんどうまくいかないです。

ワッフルさんがこの地獄から抜け出せないのは「酒豪ちゃんたちと一緒にいる中で、ハイスペに見初められて結婚する」ことを目指しているからでしょうが、それ、本当に求めていることですか?酒豪ちゃんたちに勝ちたいんですか?結婚したいんですか?どっちですか?

結婚を考えられる関係を築きたいのに、超絶パーティーガールと一緒にシャンパンどんどん開けて、港区の民と遊びまくる。かつ一緒にいると「品定め」されて傷つくのに酒豪ちゃんたちとは離れられない。一緒にいたい!でも嫉妬で苦しい!って望みとやってることと目指す方向が四肢爆散しています。

苦しいのは、終始一貫「いかに他人に良く見られるか、羨ましがられる存在であるか」という徹底的に外部評価にのみ頼った自己形成をしているからです。いつもいつも自分と他人をいつも比べる状況だけでもつらいのに、自分は常に負ける世界で「でももしかしたら次は勝てるかも…」とほぼ0%の希望にすがって満身創痍で戦っている。

ワッフルさんは「女の市場価値を美醜のみではかる世界」で品評されています。そして、ご自身も嫌というほど思い知らされた通り、その世界の勝者にワッフルさんはなれない。

「私は男を財布扱いしないし、誰にも家賃を払ってもらってないのに、どうして騙されちゃうの?」と書いていますが、そこにいる男性陣は「別に財布扱いされても、出所のわからないお金があっても、きれいでかわいくて育ちがよく見える女性を自分のものにしたい」と思っているので、騙されてるわけでもなんでもないです。今いる場所は「女の美と男の金が等価交換」される世界です。「楽しい」と言っている世界は、愛し愛されとか、お互い尊重しあってとか、そんなこと1ミリも求めていない魔窟です。

口では「酒豪ガールズと一緒にいると楽しい」と言っていますが、すごく追い詰められていますよね。「私は素敵な場所にいる。私は素敵な友達に囲まれている」と暗示をかけて心に麻酔を規定量以上にガンガンぶち込んでいますが、もう麻酔も効かない状況。麻酔は一瞬痛みを緩和してくれても根本治療ではありませんから当たり前。放置してごまかすと病状は悪化します。これは筆圧宇宙の定理として心に刻んでいただきたい。

ワッフルさんの生活は、東京の東京らしいアッパークラスを体現しており、世のキラキラ予備軍が憧れる生活のひとつでしょう。ですが、ワッフルさん自身はその状況を「楽しい!」と言いながらゴリゴリすり減っています。どんどん気分が落ちて病んでいる今の状況は、環境、一緒にいる人、やってることのどれか or 全部が間違っている典型です。

あとですね、大変残念かつ非常に重大なお知らせですが、モテと最終的なマッチングには相関関係はありません。結婚にはね、モテとかまるで意味ないんですよ。だからはっきりいって、「港区ふぁーおふぁーお」も「アプリでめちゃモテ」も、ワッフルさんが望む「結婚」にはぜんぜん結びつかないんですよね。

さて、じゃあどうするか?火力強めで焚き上げます!

道は2つに1つ。降りるか、続けるか。

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