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レディボーイとルアンパバーンを ラオス紀行文Ⅴ

バンビエン3日目は午前中に例の韓国人とバイクをレンタルし遠目のブルーラグーンに向かった。人も少なめでかなり気持ちよく、バンビエンとの別れを惜しんだ。

帰りは1人で戻り、ルアンパバーンに行くための電車に行くためのピックアップを待つ。

次は絶対長い時間をとってバンビエンに来ようとケツイした。

ルアンパバーンに着くや否や、新幹線の通路を挟んだ席の人に声をかけられた。

親切な人で、駅から市内への行き方などを教えてもらった。

市街地についたら一緒にご飯に行こうというので、快諾し、ゲストハウスの場所を教えて別れた。その時に気付いておくべきだったかもしれない。

ゲストハウスに着き、寛いでいると受付の人が貴方を待っている人が呼びに来たという。
Is your girlfriend?などとニヤニヤしながら言うのでおかしいなと思いつつ行くと先程の人であった。

バイクの後ろに乗せてもらい、BBQ(ほぼ焼肉?)に連れてってくれるという。道中、町の人がちょいちょいニヤニヤしながらこちらに話しかけてくるのを不審に思ったが、彼は笑顔で何やら返している。

そうこうしているうちに焼肉屋につき、おなかいっぱいまで食べた。1人6万キープと少し痛かったが日本に比べたらかなり安い。

薄々この焼肉あたりで勘づいてきた。

その帰り道、カミングアウトされた。凄い慣れているなと感じた。もう引き返せないところまで来ている。しかし彼はマッチョガイという感じでは無いので、最悪力で勝てるなと思い、とりあえず彼に任せてドライブした。


なんやかんやあり、何故か彼の家に行くことになった。家の場所を教えられるだけかと思いきや何故か中に入ることに。15分だけと約束して入ることに。

家の中ではなんとか話を逸らそうと頑張った。彼にboyfriendはいたことかあるか尋ねると、色々な元彼との思い出を出してくれた。彼には今girlfriendがいると悲しそうに言われ、少し同情した。

家にいる間、かなり写真やビデオを取られたりして不快だった。

15分経ったしかなり好かれているようで申し訳なかったので無理やり話を中断しゲストハウスに戻らせてくれと伝えた。

彼はコーラや水やスナックなどを自分に持たせた。断ってもめんどくさいので有難く受け取り、バイクの後ろに乗る。

近所の子供(彼の弟の子供らしい)にgay son (sonは彼の名前)と呼ばれ、ニコニコしている彼に寂しさを見出した。

彼は帰り道の際手を繋いでこようとし、断ったが勝手に繋がれる。手は固く閉じていた。

I cannot become intimate relationship with you because I am straight(合ってるのか?)と伝えたが、伝わったのかどうか反応は微妙だった。

ゲストハウスに着き、なんとも言えない気持ちになりながら一日を終えた。

明日は違うゲストハウスに泊まろう。

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