アビリンピックという言葉をはじめて知った話
こんばんは、PARADIGM平良です。今回は、アビリンピックとうものをテーマにnoteを書きます。
本日、ブログで以下の投稿をしました。
この記事内で「アビリンピック」という言葉に出会ったことを書いています。ブログではあまり触れなかったので、ここでちょっと深掘りします。
アビリンピックという言葉の出会った経緯
昨日、児童館に学習支援に行った際、児童館を出入りしている障害を持った社会人の方からWordの使い方を教えて欲しいと言われたことがきっかけです。
たまたま、私がパソコンを開いていたため、ちょっとWordを使わせて欲しいと言われました。どうして?と聞くと、アビリンピックという競技に参加するからという返答があり、私はすぐさま「アビリンピックって何?」と聞きました。
その方は丁寧にアビリンピックについて解説してくれました。アビリンピックとは以下のようなものだそうです。
アビリンピックは、障害のある方々が日頃職場などで培った技能を競う大会です。障害のある方々の職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として開催しています。
また、障害者の職業能力及び雇用に関わる展示、実演、作業体験などを行う「障害者ワークフェア」を同大会の一環として開催します。
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構サイトより
つまりは、障害者が自分の技能や技術を競い合う大会ということですね。競技種目の中には、プログラミングやフラワーアレンジメント、接客などがあり、その中の一つにWordスキルがあるとのことでした。
私はこの大会の存在をはじめて知り、恥ずかしながら勉強不足だなと感じました。と同時に、とても良い大会だと素直に思いました。障害を持つ人達が自尊心を持って大会に挑み、自分の人生を誇らしく挑戦できることは素晴らしいことです。
私はPARADIGM(パラダイム)の活動で、少しばかり支援できればなと思いました。フラワーアレンジメントは明らかに無理ですが、WordやExcelぐらいなら学生や同僚に教えるぐらいの感覚でできるだろうと思ったのです。
意外に難しい
支援していきたいと思ったのはいいものの、2人で過去問にチャレンジしてみると、これが意外と難しい。よくあるWordの教本のテストのように、余白は何mmでフォントはこれで、というような指定がありつつ見本のようなパンフレットをつくりなさいという課題でした。それを1時間〜2時間程度で。
感覚でWordを触っている健常者の社会人の方ができないのでは?と思わされるほどのハードルとなっていて、教えるのに意外と苦労しました。
しかし、事務作業にかかわらず、全てのモノゴトにおいて健常者が上部構造で障害者は下部構造という認識が普遍的になっている世の中において、この大会の課題は意義あるものだと感じます。
もしかしたら、障害者の方がこのようなスキルについては詳しいかもしれないのです。そして、いつか健常者に指導できるぐらいの職業訓練を施せば、先に上げた社会構造は変革することができるかもしれません。ダイバーシティ社会とはまさしくそういう社会のことを言うのでしょう。
とはいえ、この文書を書いて支援をしていきたいと思っている私もその社会構造の中に組み込まれてしまっている一人です。教えてくれと行った方と共に学びながら成長していきたいと思います。
平良
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