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【パラナビコラム】キャリアに+αを結びつける「引用力」

みなさん、こんにちは! パラナビ編集長の岡部です。
だいぶ前ですが、こちらの投稿で、パラレルキャリアに結びつきやすい仕事の考え方として「越境力」というのをご紹介しました。
今回は、さらに、自分の可能性を広げる「引用力」についてお話ししたいと思います。
Googeで調べると、【引用】とは、(自分の論を説明・証明するために)他の文章や事例を引くこと、と出てきます。
よく、「あの人は会話の引き出しが多い」とか言うことがありますよね。どんな球でも打ち返せる、と言ったりもします。反対に、何を打っても響かない人やなんでも全部自分の話に持っていっちゃう会話泥棒と呼ばれる人もいます。
その差ってどこから来るのか? 「引き出しが多い」といっても、そう言われている人とそうでない人で、そこまで経験に差があるわけでもありません。
そこでカギとなってくるのが「引用力」です。
この「引用力」さえあれば、自分の経験以上のことを、いろんなことに結びつけて考えられるし、語ることができるのです。
例えば、自分の悩みごとや近況を話した時に、
「そうなんだ! 私も〜〜〜」という返しは、ごく一般的だと思いますが、あまりにそればかりだと浅薄で自己中心的な印象を与えかねませんよね。
「そうなんだ!そういえば〇〇さんもこう言ってたよ」とか
「スティーブ・ジョブズもこう言ってたよ」とか
「デカルトの方法序説では、うんたらうんたら〜」とか
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」とか
「禰豆子は違うんだ!人を喰ったりしない」とか
言えたら、めちゃくちゃカッコいいですよね!
いろんなところですでに語られていますし、越境力でもお話ししたように、パラキャリするうえでは「かけ算」思考が本当に大事!
そうなると、自分の経験だけじゃなくて、いろんな幅広い知見をいつでも引用できて、遭遇する未知のパターンに当てはめて考えることができるスキルというのは、どこに行っても重宝されます。
そして、この「引用力」。ただ漫然と思考停止して生きているだけでは、まったく身につきません。同じことを見たり聞いたりしていても、いざという時に、「そういえば…」と引用できるかどうかって、普段から自分なりに考えて、ちゃんと物事に向き合っているかどうかで変わってきます。
脳をどんどん活性化すれば、神経細胞のニューロンから出ているシナプスが枝分かれして、いろんな新しい回路がつながっていきます。
キャリアも同じで、ああ、あれとこれ組み合わせたらうまくいくな、という回路がたくさん出てくることで、本業もパラレルキャリアもうまく回り出したりします。
ちなみに実は、この「引用力」、『声に出して読みたい日本語』の著者であり、教育学者の齋藤孝先生も『人生を変える 万有「引用」力』という本で提唱しています。
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E7%94%9F.../dp/4584122385
おこもり期間も長くなってきましたが、ぜひこの機会に、(ジェレミーさんもオススメしているように)本をたくさん読んで、「引用力」を意識してみるといいかもしれません!

絵本


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