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深い関係性

トルコに留学をしている友人が一時帰国で日本に帰ってきていて久しぶりに再会した。
この友人というのが以前記事にも書いたことがある色々あって長らくの間喧嘩状態にあったFくん。

電話で仲直りをしたけれど実際あうのは喧嘩したぶり。
いきなりの連絡で、しかも泊めてくれって言ってくる彼は面白い。腐れ縁にもなるさ。

その日泊まることになったのだけれど、一人ではなくトルコでのルームメイトであるトルコ人のEも一緒だった。
日本に興味があったようでFが一時帰国するのをきっかけにノリで来ることになったそうだ。
2000年生まれの22才。目が綺麗なのが印象的だった。


1泊して翌朝3人でモーニングを食べに行って、私は仕事だったのでそこで解散。
Fは京都で友人に会い、地元へ帰省。EはFと京都散策をしてそこからはノープラン。
Fと別れる際にEを泊めてあげてよというから2つ返事でOKした。私はそういう人だ。

Eには他にも知り合いがいたからその人のところ行きたかったらそっちでもいいし~とfeel freeな感じで別れた。

仕事中Eから連絡がきていて、うちに来るとのことだった。
その日銭湯に行きたかった私はEにも紹介したかったし来てくれるのが嬉しかった。
帰宅後一緒に銭湯に行って、帰り道にコンビニでお酒とおつまみを買って呑みながら帰宅。
色んな話をして気づいたら朝の4時近くになっていた。

Eとの話は楽しくて、音楽も好きだから色んな音楽を教えあいっこした。

Eとの話で特に興味深かったのが、オープンリレーションシップをしている友人がいるという話。
なぜその話になったかは忘れたけれど、多分私がふったのだと思う。
オープンリレーションシップを公言している友人カップルは、お互いをとても好いている。しかし、それぞれ他の気になった人とそういうこと(having sex etc)をする。
オープンリレーションシップなので隠さずにいるためパートナーはその事実を知っている。その事実を知るとお互いやきもちをやくそうなのだ。

私が思い描くオープンリレーションシップはお互いやきもちはやかないものという認識だったので違和感を感じた。

E曰く、
彼らはオープンリレーションシップという形式をとっているけれど、それを名目として深い関係性を築くことを恐れている。とのことだった。

この言葉に内なる衝撃が走った。
オープンリレーションシップに興味があった私。
今までのお付き合いの経験を通して私にはこの関係性があっているのかもと実践してみようと考えていたところだった。

しかし、Eが友人カップルに思っているように、
私は自分に対して同じ言葉を投げ掛けてみた。
私は、深い関係性を築くのを恐れている。

ある程度のそこまで深くない関係性だと、そこには逃げ道があり、深く傷つくことをさけられるという前提を私はもっている。
これは今まで傷ついてきた中で無意識に構築されたものだ。そのときは自分を守るための自然行為だった。

しかし、もう卒業してもいい時期にはいったのだと思う。
出会った人全てと深い関係を築こうという意味ではもちろんない。
私が愛する人との浅はかな関係性はとても虚しいことだ。今はそう思えるようになった。傷が癒えてきて次の段階にいこうとしているんだと思う。

今私には好きな人がいて、その人と付き合うことになった。
その人の言うことに耳を傾け、分からないことがあれば、推測ではなくちゃんと質問をして、理解していきたい。そして、もちろん私が思うことも伝わるように伝えていきたい。

2人だけの2つとないオリジナルな関係性をつくっていきたいと思ったのでした。




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