パラリアは、中高生の旅のお供をする感覚です【北欧教育とパラリアの比較ー④】

前回に引き続き、北欧の教育システムとパラリアを比較してみます。前回の記事はこちらです。

このブログでは、「堅苦しい話をできるだけ無くし、できるだけラフに行こう」、ということで、敢えてアカデミックな要素は気にせずに書いていこうと思います。

また、どちらが良い・悪いを言うつもりもありません。比較することによって、「パラリアとはどんな学び場か」という問いに対して、また別の捉え方ができるようになることが目的です。

ひとまず「北欧 教育」と検索し、一番最初に出てきたこちらの記事をもとに、北欧の教育とパラリアを比較していきたいと思います。




(※本当はこの記事自体にも多くのツッコミどころがあります。出典がほとんど書いていないため、情報の信頼性は未知数です。しかし、そのあたりには一度目を瞑って進めます。)

こちらには、フィンランドの特徴が11にまとめられています。(2019年3月15日)

特徴1:全員への給食の提供
特徴2:教育費はタダ
特徴3:フィンランドの学校は公平
特徴4:教師という職業が尊敬されている
特徴5:指導法に厳しい基準が無い
特徴6:最適なタイミングを強調
特徴7:教育学の研究が重要視されている
特徴8:やる気を重要視
特徴9:学校内の特別教育
特徴10:遊んで学ぶ
特徴11:宿題は少なくて授業日数は短め(本文ママ)
これらについて、一つずつ比較していきます。

これらについて、一つずつ比較していきます。



黙っていたら東大志望。それを回避すると、その人の個性が顔を出す

特徴8:やる気を重要視

フィンランドでは、生徒が自分自身で目標を決め、所定の学期になったら生徒と教師が一緒になってその目標を評価するようです。


一方教師主導の日本では、教師が定めた教材や学習スケジュールに沿うように学習することが多いです。

パラリアは、日本という環境下で、可能な限り北欧寄りの指導方針をとっています。


パラリアは大学受験のサポートをする場です(実際には大学受験以外の活動もサポートしています)。大学受験という制度上、どうしても100%「生徒が学びたい分だけ」とすることは難しくなってきます。その中で、可能な限り本人の「学びたい」に沿うような形になっています。


パラリアでは、「なぜその大学を志望するのか」について、かなりの理由を求められます。「なんとなく、●●大」では許されません。全く目標がない場合は、将来の可能性が最も広がることを考慮して、東京大学をおすすめします。


そのような話の流れで実際に東京大学を目指す人は少なく、そこまで追い込まれると「いや、自分はこういうことに興味があって、、」等、自分を出さざるを得ない状況になります。逆に言えば、自分を出さないと志望校は決められないということでもあると思います。


ゴールである志望校をこのように決め直すことによって初めて、勉強に対する姿勢を変えることができます。

このように基礎を作った上で、フィンランドと同様の指導方針をとっています。


学習者本人の目標が、そのまま学習計画に反映される

パラリアでは、先1か月以内の試験(学校の定期考査・外部模試等)を目標として設定し、その模試で何点取りたいか、その点数をとるために、どの教材をどこまで、どのくらいの完成度にするか等々を一つずつ決めていきます。

重要なのは、「何点取りたいか」が出発点になっていることです。


中高生に学習指導をする立場である親や学校の先生、塾の先生から見ると、さも「受験勉強の最短ルート」があるような錯覚を覚えます。

実際にあるかどうかはわかりませんが、少なくとも私は、「個人の学習過程は一人一人異なるため、それを土台とした学習の最短ルートも個人によって異なる。よって、中高生の学習の最短ルートは、本人を含めて誰にもわからない」と信じています。


さらに言えば、その人の学習の最短ルートに最も近づける可能性があるのは他でもなく学習者本人です。なぜなら、自分のことを最も理解できる可能性があるのは自分だからです。


そのように考えると、誰にもわからない自分専用の最短ルートに少しでも近けるように、中高生一人一人が自分との自問自答・試行錯誤をしながら、学習を進めることになります。この試行錯誤を全面的にサポートするのがパラリアです


実際には我々が「こうした方がもっと効率的ではないか」と思う場面が多々あります。そこで「この方が効率的じゃない?」という提案までを行います。その提案を踏まえて、やってみたいかどうか、やる気が出るかどうかを考慮して、最終決定するのは中高生本人です。


本人のやる気重視ということはつまり、進む力の最大化です。


いくら最短距離(実際にはその人にとって本当に最短距離かはわからない)を提示したとしても、走らなければゴールには近づきません。

それよりは、多少距離が長くても、走る力を最大化した状態で、自ら軌道修正して最短距離に近づいていけるようになっていく方が、学習者のためになる。


これがパラリアの信念の一つです。


外部が決めつけた見せかけの最短距離に従わせるのではなく、本人が行きたいと決めて進んでいく旅(試行錯誤)のお供をする感覚です。


サポートさせていただく我々も、旅のお供の方がチャレンジングで学びが多いです。旅は一人一人異なり、すべて違う景色を見せてくれます。

学習する中高生本人も、自分自身に対してビックリする発見が多いです。だからこそそれが次の学習のモチベーションにもなります。


学習とは本来こういうものだと、個人的には思います。

わからないから、知りたいと思って勉強する。これを原動力と呼ばずに、何を原動力とするのでしょうか。


これがこと受験となると、話が変わってきてしまいます。

新しい地に足を踏み入れて、初めて見る景色に感動するのではなく、走り慣れたサーキットを誰よりも早く、かつコースアウトせずに走り切ることを要求されます。


「楽しく勉強しよう」等と綺麗ごとを言うつもりはありません。実際のところ、パラリアで自分の弱さと闘い続けながら学習するのは、普通の塾と比較してかなり大変です。

しかし、この一見すると受験と逆行するアプローチが、今の時代に最もフィットした学習サポートであると信じて疑いません。

このアプローチが持つ多くのメリットについてはまた別の機会に書きたいと思います。


●まとめ:やる気重視が意味するもの
学習する力と、学習に対する意識の最大化

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