「理由がなければ信頼を失う」という意識で高校生と関わる

「うちの子は今反抗期で、、、」という相談をたくさんいただきます。

「反抗期」の意味するものが各ご家庭によって違いますが、大まかには、親の言うことを聞かない、学校で先生に反抗する、等の印象でしょうか。


そう評価されている高校生は、大抵の場合大人をあまり信用していません「自分は大人とは違う」という考えが強く、それを体現しなければ自分のアイデンティティが崩壊することを感覚的に理解している、と私は認識しています。


しかしそれを、「高校生だから当たり前」、「その子の性格上仕方ない」等と、簡単に片づけてしまうことについては疑問を持っています。


理由がない人の話を聴く高校生は多くない

たいていの大人は、根拠がない人の話は、基本的には聞く耳を持たないでしょう。自分が納得しなければ、その話を信じるはずはありません。

大人の世界ではいわば常識の上記のことが、子どもの世界ではなぜか常識になっていない場合が多いです。



例えば、幼児期の子供が通るといわれている「なぜなぜ期」。好奇心がかなり伸びる時期と言われており、周囲の大人(ほとんどの場合は親)に手あたり次第質問します。

この時期の受け答えが、ラフになってしまう場合は少なくないのではないかと考えます。

私に子供がいるわけではありませんが、遊園地やショッピングモールのフードコート等で見かけるご家族で、駄々をこねている子供に対してロジカルに話していないお母さんは無限に見つけることができます。


高校生に話を寄せますと、中高生の素朴な疑問に対して、周囲の大人(私の感覚では親だけでなく学校の先生)がロジカルではない話し方をしてしまうと、「納得できないのに従わされている」と感じ、大人に対する信用が低下していってしまう可能性があります。


大人の世界でも実はたくさん見かけます。私は大手企業にデータ分析のお手伝いにいっていたことがありますが、上司の話に納得できない部下の人は、イライラしたり、わざと反抗したりといった行動をとることもあります。


大人同士の会話では、上下関係がない限り、納得しない話に従うことは多くありませんが、子供からすると、納得しない話に従わざるを得ない場合も多々あります。従わなければ、それだけ親から怒られ、学校で怒られる可能性も高まります。


大人とやりとりする際の、一つ一つの話の納得感で、大人に対する信用度を無意識的にはかっています

中学生の場合、「大人」と一括りにしてしまったり、高校生の場合、「この人は」と個別に理解したり等、成長過程での違いも当然あります。


中高生の大人への態度ややりとりで、周囲の大人が質問に対してどう答えているか、理由をどこまでつけているかはハッキリわかります。



パラリアの「大人扱い」とは、理由を明確にすること

パラリアで共有されている「中高生を大人扱いする」という行動規範は、「行動に明確な理由をつける」ことを意味します

逆にパラリアでは御法度の子供扱いとは、「理由がわかっていないのに説き伏せようとすること」をことを指します。



親が子供に対して話し方を変えるのは、容易ではないと想像します。

乳児期には論理が通用せず、なぜなぜ期には答える必要性が見えない質問まで受けます。その時期を経て、いつの間にか論理的に考えられるようになった子供に対して、それまでのアプローチを一気に論理的に変えるのは、簡単ではないと思います。親としてのキャラ等もあると思います。


だからこそ、「大人扱いしてくれる少し上の人たち」というポジションで我々が存在します


立場関係を考えると複雑になっていってしまいますが、そういった関係性も含めて、中高生を「大人扱い」する必要性を強く感じています。


そういった信念を体現するため、私自身が自分の行動すべて、できる限りしっかりした理由を付ける努力をしています。その一つ一つが、私と関わる中高生一人一人に、必ず伝わると信じて疑いません(普段たくさん食べているチョコレートの種類にまで理由を付けることができます)。


「理由がなければ信頼を失う」

この意識で、中高生と関わらせていただいています。


パラリアの「大人扱い」は、人生ベースで適用される

「大人扱い」は、多くの場合、中高生に喜ばれます。一つ一つの話を対等に(上下関係で無理やり押し切られることなく)話すことができるからです。


一方でこの「大人扱い」は、中高生という立場によって逃れてきた、多くの問題に直面させることを意味します。


中高生は、周囲の大人(親や学校の先生)からのプレッシャーにさえ耐えられれば、それ以外のことは考えなくても良い立場です。

具体的には進路・生活費・将来なりたいもの等々です。


子供扱いされている場合は、様々な面で「まだわからない」が通用します。


一方パラリアでは、行動に理由を求めます。「なぜその大学に進学するのか」、「そもそもなぜ大学にいくのか」、「なぜそのスケジュールで勉強するのか」、「なぜその教材を使うのか」等々


こういったやり取りが、パラリアでは日常茶飯事です。数か月経過すると、大半の行動にすべて理由を述べることができるようになります

それによってパラリア生は、周囲の同年代とは比較にならないほど「大人」になります。行動に理由を持つ(=責任を持つ)ようになるからです。


●まとめ:パラリアの「大人扱い」
年齢を度外視して、すべての行動に理由を問う。

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