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「将来を考えた時、今最も必要な力は何か」という質問に対する、私の考えをお伝えします

私はまだ大学に所属していますが、「今後の社会で必要なことは~」という話題が、いたるところで出てきます。高校生や大学生、彼らの親御さんから、そういった相談もたくさん受けます。


英会話、プログラミング、統計解析、コミュニケーション力、、言い出したらいくらでも出てくるかと思います。


もちろんそれらの能力も必要だと思います。

しかし、私が最も気にしているのは全く別のことです。

現状維持では置いていかれる時代

今誰の目にも明らかな社会の動きとしては、「変化の激しい」ということだと考えています。

変化が激しいということは、次から次へと新しいものが出てきて、ついこの間「新しい」と言われていたものが、凄いスピードで古くなっていきます。

そのような環境では、「これだけやっていれば大丈夫」というものがどんどん少なくなってきます。「現状維持では後退するばかりである」というウォルト・ディズニーの言葉が直接当てはまります。


現状維持では置いていかれるリスクが高まっているということは、多かれ少なかれ、新しいことを学んでいく必要があるということになります。


突き詰めると、新しいものを学ぶ力で差がつく

新しいものが出てきた場合、ほとんどの人にとっては、その新しいものをゼロから理解し始めることになります。当然それまでに蓄積した知識に差はありますが、「新しいこと」においてはその差は比較的小さくなります。


今回は深掘りしませんが、新しいことにチャレンジしようとするかしないか、という点も問題にはなります。これはまた別の機会にします。


新しいものが出てきて、それを学ばなければならないとなった場合、それを学習するスピードが重要になってきます。

早く学習できればできるほど、周囲に対して優位に立つことができます。

新しいものはまだ専門家が少ない一方で、その新しいものを取り入れたい人や企業が、専門家に助けてもらおうとする場合があるからです。


次々新しいものが出てくるたびに、学ぶか、学ばないかの選択をします。学ぶ場合は上記のような競争にさらされます。

すべて「学ばない」を選択してしまうと、時代遅れの人材になってしまう可能性がどんどん高まります

そのため、どこかで「これを学ぼう」と選択する必要が出てくると思います。


学習力の有無が、埋められない大きな差になる可能性

以上のように考えると、新しいものを学習する力は非常に重要であることがわかります。

当然、学習時間をたくさんとれば、誰でもある程度できるようにはなると思いますが、新しいものが次から次に出てくる今の環境では、一つのことをダラダラ学んでいては、ジリ貧になるリスクもあります。

とすると、学習の質に注目せざるを得ません。


学習力(一旦「新しいことを学ぶ力」とします)が高い人は、常に周囲に勝り、社会に対して価値提供できるようになります。

一方学習力が低い人は、他の人より学習に時間がかかるので、新しいものを見極め、ある程度長く続くであろう重要なものを選択し、時間をかけてしっかり身に付ける必要があります。

つまり学習力が低い人ほど、努力が結果(ここでは社会に対して価値を提供すること)に結びつかないリスクが高まります。


この学習力は、学習方法や時間活用の上手さのことなので、意識的に鍛えなければなかなか向上しません


大学受験は、学習力をみっちり鍛えることができる重要な時機

学習力に最も気を配れる一つの時機が「大学受験」であると私は考えています。

「頑張っているのに成績が上がらない」こういった悩みが、自分の学習力に疑問を投げかけ、改善するキッカケとなります


大学受験以上に、学習力が浮き彫りになる場面は少ないと思います。そのため、大学受験の時の学習観(「こうすれば効果的に学習できる」という考え方)を、それ以上改善せずにそのまま持ち続けている方もたくさんいます


以上のような考えから、私は「学習力」を最も重視しています。特に大学受験をどのように捉えていたかで、一生埋められない差が生じる可能性もあると信じています。


通常の塾では、学習力はすべて勉強する本人に委ねられます。自分で意識的に高める人は少数で、無意識的に改善して高めることができる人か、勉強時間さえ確保すればいいと考えて、学習力を全く改善しないか、というところだと思います。


逆に言えば、直視せずに詰め込みでやり過ごせてしまう大学受験を、人生ベースで大真面目に捉え直した結果、「自分の学習力を向上させることで、目標の大学に合格する」という戦い方にあえてチャレンジするのがパラリアです。


このあたりのお話はいくらでも出てきてしまうので、ここで止めさせていただきます。

●まとめ:今後必要だと信じて疑わない能力
新しいものが出てきた時、たとえ他人と同時に学び始めても、成長スピードで勝る学習力

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