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パラリア対談vol.3 パラリア卒業生だからこそわかる、パラリアの空気感

「パラリアってどんな塾なの?」

「パラリアでする勉強ってどんな感じなんだろう」

そんな悩みにお答えすべく、始まったのがパラリア対談。

代表の浅見と、パラリア卒業生が話して、当時のことを思いながら、その時の心境などを語ってもらいます。

第3回はこちらの記事で紹介した豊田さん。


実は元々は薬学部志望だった豊田さん。それがパラリアトークによって、数学科志望に変わりました。

ーーパラリアにいて心に残っていることってありますか?

豊田:1番覚えているのは、志望学科を変えたことです。元々パラリアに入った時は薬学部を志望していたのですが、パラリアトークで鈴木さん(東大前校講師)が来た時に数学科のことを話されて、数学科もいいかなと思って志望学科を変えました。

浅見:人生を変えたのは鈴木くんなんやな(笑)

豊田:そうなんです。当時は薬学科に行きたいかどうかわからなかったので…。それで、数学科を志望するのですが、数学科は就職とどういう風に結びつけたらいいのかわかりませんでした。パラリアトークで大学生の方のお話を聞いていると、大学以外の活動などを重視している方が多かったです。

なので、僕も数学科で数学だけをやっていたら、この先の自分の武器がないだろうと思いました。だったら、何を武器にするかと考えて、出した結論がインターンでした。そのため、インターンの説明会に行ってみたりしたのですが、他のバイトと兼ね合わせると、どこのインターンに行っていいかがわからずに、まだ踏みとどまっています。やらないといけないことはわかっているのですが、打つ手がないという状態になっています。

浅見:説明を聞いたインターン先ってどういうところなの?

豊田:インターンをどういうものかを説明していた説明会です。

浅見:その説明を聞いていて、興味を惹かれたのは、どういう分野なの?

豊田:それが、わからないです。

浅見:見方でいうと、業種という見方と、仕事という見方があるんだよね。業界からいくと、教育や金融、飲食などたくさんあるけど、仕事内容というとかなり限られるよね。一番簡単に言うと、頭を使う人と手を動かす人。手を動かすバイトとなると、最近は専らパソコンだから、簡単なところからいくとメールを打つバイトとかかな。

それに対して、頭を使う人だと、戦略を考えたりする人だよね。頭を使う方になってくると、誰でもはできないから、頭を使う方が価値が高いことが多い。逆にメールを打つのは誰でもできるから価値は低くなりがち。だから業種と仕事内容で分けて考える必要はあるけど、その中で何がしたいのかという話。何かをやってからじゃないと、次に何をすればいいのかがわからないとも思う。

例えば営業をやってみて、自分に向いていないなと思ったら、営業はやらないようにすればいいんだ。だけど、そういうこともやってみないとわからないから、とりあえず、踏み込んだ方がいいよね。「やってみて、やりたくないなと思ったら、やめる」というサイクルでいろんなことに挑戦した方が、得るものが多いかな。今って何のバイトやってるんだっけ?

豊田:塾の講師です。

浅見:塾講はやっていてわかると思うけど、毎回同じだよね。生徒が勉強して、生徒と仲良くなったりはするけど、それ以上でも以下でもない。これは教育業界全般にいえることなんだけど、あまり先生が成長しないんだ。やることが固定化されていくからね。

なので、バイトをするにしても、仕事内容を知らないバイトをする方がまだ学びはある。教え子でいたのは、大手のチェーンのカフェのバイトを全部経験していた。あるところのコーヒーの作り方を覚えたら辞めて、また新しいところに行って、それを覚えたら辞めて、また新しいところに行くということをしていた。

それが仕事になるかどうかは置いておいて、バイトに意味を持たせることが大切だよね。そういう意味で捉えると、インターンじゃなくてもいいような気はするよ。融通が利いて、やったことのないバイトの方がいい気がするな。

豊田:行動が厳しいんですよね。考えるならいくらでもできるんですけど。

浅見:それは高校の時はわからなかったの? 大学生になったら行動しようと思っていたの?

豊田:大分前から、大学生になったら数学科に行きたいと言っていたので、数学科に行くと就職も厳しいなと思っていたので、動こうとは考えてました。考えてはいたんですが、いざ大学生になると、講義やバイトなどで、なかなか動けていないのが現状です。


ーー豊田さんに対して、意図してやっていたことはありますか?

浅見:遠回りが好きなタイプで、すごい分厚い参考書を1ヶ月や2ヶ月かけてやっていたよね。なので、良くも悪くもコツコツタイプではあったと認識していた。コンスタントにいきたいタイプと思ったから、勉強スケジュールを他の人ほど詰めてはなかったよ。

豊田:いや、そんなこともなかった気がします(笑)。きつい時はきつかったですよ。

浅見:夏くらいから自分でスケジュールを組んでたので、何も言わなくてもきついスケジュールを組んでいたよね。

ーー逆に、豊田さんがパラリアに来て意識的にしていたことってありましたか?

豊田:これは勉強法ではないのですが、夏休みにできるだけ早く来るように努力はしていました。というのも、パラリアに来る前は休みの日は14時くらいに起きていました。ですが、あまりに遅く行きすぎると「遅くね?」という空気で待っているふたりがいたので、少しでも早く行かないといけないと思って、なんとか8時30分に起きて、パラリアに来ていました。

浅見:他者からの影響を最大限に活用するのがパラリアではあるよね。12時に来いというルールを作ってしまうと、来る方もめんどくさいとなってしまうし、言う方もめんどくさいんだよね。逆に何も言わないと、(良い意味で)空気を読まないといけなくなるから、結局みんな9時くらいにいる。だから何も考えないで従っていればいい分、むしろルールの方が楽だよね。

ーールールを作ってしまえば、もしやぶってしまった時に、パラリア生は誰かのせいにできるし、講師もマニュアル通りの対応をすればいいので楽ですよね。それをあえてしていないのは「パラリアの空気感」を大切にしている人が多いからと思っています。お二人とも今日はありがとうございました。

豊田さんの話を聞いて、少しでも「自分はパラリアで勉強してみたいな」と思ったり「自分の子どもはパラリアで勉強することに向いているのではないか」と感じましたら、ぜひ「お問い合わせ」からご連絡ください!なんでもご相談に乗りますので、お任せください。

Text by 佐藤 みちたけ

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