予定通りにいかない自分の方が安心すること、ありませんか?

どんな面にも向上心が全くない人は放っておくとして、日々自己改善したいと考えている人は少なくないと思います。

改善の方向もたくさんあり、金銭的な面もあれば、一日の充実度の向上や、時間の使い方、友達を増やして楽しいことを増やす等も含まれるかもしれません。


本日はその中でも、パラリアで注目している「予定を守ること」について書いてみます。


前提として、予定を守ることはかなり難しい

パラリアに来る中高生の約75%は、勉強を予定通りにこなせないことに悩んでいます。


そもそも予定を立てて、その通りに実行することは、社会人になっても苦労する場合が多いです。時間管理に関する書籍はほぼ無限に存在し、立てた予定通りに行動できていれば、やりたいこと、自己改善すべて行えていることになります。


さらに言えば、予定を立てないという人までいます。予定を立てないで計画的に行動できる人がいたらそれは素晴らしい能力だと思いますが、私の感覚では予定を立てないで計画的に動ける人はほとんどいないと思います。


私は企業に年単位で勤めた経験はありませんが、以前大手企業にデータ分析担当としてお手伝いに行っていた際、私より年齢が上の正社員の方のスケジュールが、お友達とのランチのみという方を目撃しました。それ以外は職場で、その場で考えるということでしょうか。しかも一人ではなく何人も。


スケジュールを管理する側の人は、予定通りに実行することの難しさをすべて無視してしまえば、言いたい放題言うだけなので何の苦労もありません。

一方で実際に予定通りに、ましてや自分のために立てた予定をその通りに守るのは容易でありません。


予定が遅れても誰も困らないので、「まあいいか」となってしまうのです。なるべく楽をしたいと(少なくとも脳は)考える傾向にあるので、これは当然のことだと思います。

中高生が予定通りに勉強を進められなくても全く意外ではありません。


予定を守れない自分の方が落ち着くという事実

パラリアで中高生を見ているとよくあることですが、中高生の中には予定を立てたくないと考える人がいます。大抵の場合は2つの理由からです。

①予定を立ててもどうせそれを守れないから。②予定が狂うとやる気がなくなるから。


例えば朝起きた時点で、すでに朝勉強するという予定を守れなかったりします。

これはとてもその人のやる気を削ぐ事態です。しかし一方で、予定を守ることができない大半の中高生は、実は心の中で安心しています。

「今日は朝起きれなかったから、今日立てた予定はもう守れない。守れなくても仕方がない。だって朝起きられなかったから」


こんなことをその子の親御さんが聞いたら、怒ってしまうかもしれません。

実際、朝起きれられなかった本人も、そんなことを考えているつもりはありません。しかし、朝起きられなかった分をどこかで挽回しよう、という気概は意外とないものです。


これは恒常性(homeostasis)と呼ばれ、生命現象の基本原理の一つと考えることもできます。厳密にいきがちなところですが雑に説明してしまうと、「昨日やったことは、今日やっても問題ない」という人間に備わったシステムです。「昨日と同じ自分の方が、ストレスがなくて楽だ」と、脳は無意識的に考えているのではないか、という視点です。


つまり、無意識のうちに逃げる理由を探しています。自分ではどうしようもない何かが邪魔してくるのをどこかで期待し、それを犯人に仕立て上げようとしています。


一方、真面目過ぎる人はこの恒常性を考慮せず、120%自分が弱い人間であると悩んでしまうこともあります。

「予定を守れない自分が、成績なんて上げられるわけない」・「自分はダメな人間だ」等です。

最近では、周囲からの勉強のプレッシャーが重なり、これだけで鬱になってしまう可能性もあります。



ほとんどの場合、予定を立てたから上手くいくというわけではありません。この点からも、第一志望に合格した先輩の予定をそのまま真似しても、同じ教材をつかっても、同じ時間勉強しても、続かなかったり同じ結果が得られなかったりするのは明らかです。


その日のうちに挽回できるかが勝負の分かれ目

この恒常性(できない自分の方が実は安心)に打ち勝ち、より改善された自分、理想に近い自分を手に入れるための方法はたくさんあるかと思いますが、そのうちの一つをご紹介します。


予定から遅れた際、予定が狂ったことに怒ったり悲しんだりするのではなく、その後挽回しようとするかしないかに注目します。

挽回している自分を好きと思えるか、そして挽回しようとしない自分を嫌いと思えるかどうかが問題です。


予定が狂っても、その後その日の残り時間を全力投球できれば成功です。

実際これは、予定を守れない自分と闘うことになるため、なかなか難しいですが、

予定が狂ってからも、残りの時間を全力で走り切ることができた場合、十分取り返せてしまうことも少なくありません。



その日予定通りにできたかどうか、その日予定が狂ってしまったけど、挽回しようと全力で頑張れたかどうかは、次の日以降に確実に影響を与えます。

その日一日でみたら予定的には小さな差ですが、予定を守れたor挽回するために全力が出せた人は、「自分は予定を守れる人である」・「自分は予定を守ろうと努力できる人である」と、自分にインプットしています。

一方で予定が狂い、それを取り返そうとしなかった人は、「自分はやっぱり予定が守れない」と、自分にインプットしていることになってしまいます。


これを毎日繰り返すとなると、一日の差がどんどん大きくなっていくのは容易に想像できます。


しかしここでさらに問題が発生します。日をまたいだ恒常性も存在するのです。

「昨日は予定を守ることができたから、今日は守れなくてもいいや」・「昨日は間食を我慢することができたから、今日はお菓子をたくさん食べてしまってもいいや」というものです。


どこまでいっても恒常性との闘いになります。だからこそ第三者視点で、恒常性が働いていたらストップするために、我々パラリアが存在するのです。


このようにして人は、いろんな自分を毎日インプットしています。たいていは前日と同じです。この流れを変えることが、習慣を変える方法の一つだと考えています。

●まとめ:予定を守れるようになる第一歩
予定から遅れてしまった時、その日のうちに取り返せるかどうかで、次の日以降どんどん大きな差になっていく。

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