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「パラリア生は自分から動く」偏差値40から合格した東大生がパラリアスタッフになった理由

恐らく、一度は聞いたことがあるであろう「東京大学」
その大学名を耳にした誰もが憧れる「東大生」という肩書きを持つ学生がパラリアのスタッフになったので、その理由をお伺いしました。


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ーーそもそも、山本さんはなぜ東京大学に行こうと思ったのですか?

山本:浦和高校だったのですが、高校1年生の時に「とりあえず志望校に東大を書く」という謎の風習がありました。その風習に乗ってしまったんですよね。

そして、3年生の時に、志望校を考えるのが嫌だったので、とりあえずの志望校で書いた東京大学を受験しようと勉強していました。

それに加えて、当時は歴史が好きで、東大であれば伝統があるため、他の大学にはない資料があると考えましたし、近代で有名な教授もいらしたので、東京大学がいいと思いました。

ーーノリで決めてしまったけど、東京大学を目指したのには、理由があったのですね。東京大学を目指すことになった時の、高校1年生の偏差値はどれくらいでしたか?

山本:国語だけ突出して約70で、他の教科は約40でした。国語はなぜか得意で、勉強をしなくても点数が取れました。しかし、英語と数学は勉強をしないと取れないので、ダメダメでした。勉強をしてなかったんですよね(笑)その遅れは浪人で取り戻しました。

ーーパラリアで働こうと思った理由を教えてください。

山本:東大前講師の木元さんと知り合いで、紹介して頂きました。パラリアの話を聞いた時に、①授業をやらないこと、と②話せるスペースがあることが「塾らしくない業態」だと思い、面白く感じました。

ーー実際にパラリアで働いてみてどうですか?

山本:自分の作業をしていたら、自発的にパラリア生が質問に来てくれます。あまり能動的に質問をしに来る人は前の塾では少なかったので、そういった意味でも珍しい塾だと思います。

質問を始め、休憩時間の確保なども生徒自身が計画して行なっているため、自分が「教育をしている」と感じることはありません。

ーーパラリアの塾らしくない所というのは、具体的にはどのような所でしょうか?

山本:睡眠をするスペースがあることや、談笑をするスペースがある、そういうリラックスをするスペースの割合が多いことです。リラックススペース主体の塾は塾らしくないと思いました。

その点が仇となって、パラリア生はしっかりと勉強をするのかと最初は疑問に思いました。

しかし、パラリア生自身で睡眠時間を決めて睡眠をしていたり、勉強と関係のない話をずっとしているわけでもありません。そのため、その日の勉強記録を見ても、計画通りに勉強を進められていました。なので、パラリアの高校生は多くの高校生とは少し違うと思いました。

学校や塾の講義や授業は、面白いといえば面白いのですが、教師がやる気を引き出しているという部分はあると思います。それだと大学に入った後に、勉強が続かないので、大学受験だけではなく、その後のことも考えて作られていると実感しました。

ーー他にパラリア生が、他の塾生と違うと思ったことはありますか?

山本:のびのびとしていると感じました。パラリア生がスタッフと話している時に顔色を伺わずに話していると思ったのです。

これが、一般的な塾だと「先生と生徒」という区切りがある生徒や先生が多いため、生徒が先生と話す時は、緊張しているのがよく見られました。そのため、パラリアはストレスフリーに勉強ができていると思います。

ーーこれからパラリアで何をやっていきたいですか?

山本:生徒に対して面白いことを言いたいです。ここでいう「面白いこと」というのは、常識的にダメということでも、よく考えるとそれほど悪くないかもしれない、ということです。自分が面白いことを言うことで、パラリア生が何かを考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。

ーー面白い話というのは、具体的にどういうことですか?

山本:そうですね...。例えばですけど「麻薬」ですね。麻薬とタバコは比べてみると、あまり変わらないと思います。どちらも中毒性はあるし、体に害もある。

しかし日本では麻薬は禁止されており、タバコは吸っても良い。この違いを考えると面白いと思います。このように、絶対ダメだと思っていたものが、実はそうでもない、と新しい考え方に気づいてくれれば嬉しいです。

もちろん麻薬はやったらいけませんし、タバコは未成年で吸ってはいけないですけどね。


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取材時に「面白い話は何がありますか」と質問した時に、まさか「麻薬」の話が出るとは思ってもいませんでした。

こんな頭がキレる山本さんに受験の相談をしてみたいと思った方は、ぜひ一度こちらからお問い合わせください。

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