【第0141稿】僕らの世代ではそれを総称して「ポロロッカ現象」と呼んでいた

突如現れた英単語「バックウォーター」について

「すいません、バックウォーターってなんですか?」
河川で下流側の水位の高低などの変化が上流側の水位に影響を及ぼす現象のことです。「背水」とも呼ばれています」

「じゃあ何故『背水』と言わず、バックウォーターと呼称するのですか?」
背水だと排水廃水聞き間違える可能性があるからです」

「でも『背水現象』と言われれば聞き間違うことは無いと思いますが」
「では逆に『背水現象』と言われて状況が分かりますか?」

分かりません。でもバックウォーターでも分かりませんよね?」
「ですから、説明と合わせて呼称する必要があるのです」

どのみち説明が必要なら横文字ではなく日本語が分かりやすいのでは?…というか、バックウォーター=背水って…直訳ですよね?英語で言う意味があるんですか?そもそも、誰のために横文字を使っているのですか?そして誰にそれを伝えたいのですか?」
「・・・えー、会見を終了致します。」

「じゃあ何故『浸水』は英語で言わないのですか?あ、ちょ、まだ質問が終わっていません!!何でもかんでも英語で言えばカッコイイとでも思っているんですか?ちょっと、おーい!!」

被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。わずかながらではありますが、募金の方もさせて頂きましたので、復興にお役立て頂けましたら幸いです。


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