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なぜ競走馬なのか

もともと競馬や競走馬に全く関わりはありませんでした。きっかけとしては大学院で研究をしていた容量性抵抗性電位法(Capacitive and Resistive electric transfer : CRet)という原理を用いた物理療法機器で、簡単に言うと身体の深部を加温できるので主に研究対象としていた腰痛の治療として有効ではないかということで実験を行っていました。その途中で動物に対しても使われはじめ、競走馬に対する施術を行う際に声をかけてもらって関わり始めることになりました。

動物は好きな方で、実家で犬も飼っているのでなんとなく動物と触れ合う機会はありましたが、実際の馬を目の前にするとかなり大きいし、筋骨隆々だし多少の怖さはありました。。しかし関わる機会が増えてくると、次第に普段の馬の生活や、馬の動き方、触った時の反応などもわかってきて、徐々に身近な存在と感じられるようになってきました。今では大学で学んでこなかった獣医学の本を読むなどして理解も深まってきています。

競走馬はレース中の走行スピードは60km/hにもなることがあり、年間数多くのレースに出走して時には故障をしてしまうこともあるような点はアスリートと似ています。筋腱の炎症や、骨折、また胃潰瘍などの内科トラブルも発生することが多く、主には獣医の指示で治療が行われますがそこにリハビリテーションの概念を混ぜ合わせることで、より効果的に日々のコンディションが行える可能性が少しずつ見えてきました。自分の中の頭の整理も兼ねて、競走馬のコンディショニングに関する情報をまとめていけたらと思います。

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