生活に関わる障害

一言に生活と言っても、そこには様々な要素が含まれます。今回は今一度生活を見つめなおして、その上で障害についての解決策を考えてみましょう。 まず生活に含まれる主な要素はADL(Activity of Daily Living)としてまとめられています。

身の回りの動作や移動動作、コミュニケーションなどの要素が組み合わさったものがADLと考えられています。またこれに加えて生活においてより高度な能力が求められることをまとめてIADL(Instrumental ADL)と呼ばれるものもあります。

外出先などで家族内のコミュニケーションのとどまらず他人とのやりとりを行い際であったり、家事の中でも高度な能力が必要なものを含みます。 日常生活の中ではADL、IADLのように様々な要素が含まれますが、これらは障害のある方にとっては困難に感じることもあるでしょう。

ここでリハビリテーションにおける概念を紹介しますが、1980年版の国際障害者機能分類においてはICIDHという概念を用いられていました。これはなんらかの障害があることによって社会的不利を被ってしまう流れをまとめたものですが、これでは障害=不利という単純な図式によって障害のデメリットにばかり目が向いてしまうことから後にはICFという概念に変更されました。

ここでは概念をもう少し広く捉えられ、活動や社会参加には障害の状態のみでなく、個人因子や環境因子など様々項目が関係することが示されました。

実際に現代社会では様々な技術革新によってたとえ何らかの障害があったとしても十分に自立した生活が送れる方法が発明されてきています。今後1人でも多くの方が満足のいく生活が送れるよう有益な情報発信をしていけたらと思います。


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