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異国での恋愛と将来への不安ジレンマ

Bonjour, みなさんこんにちは。
ぱれすぅ〜です。
今回は、フランス在住の一学生であるぱれすぅ〜の国際恋愛について考えていることについて書きます。

というのも、今までnoteでは書いてきませんでしたが、私はアフリカ系フランス人の方とお付き合いさせてもらっていて、もうすぐ一年が過ぎようとしています。人生で初めての国際恋愛ですが、思いのほかリラックスして日々過ごせていると思います。

この「国際恋愛」という言葉だけだと、学生のパリピな人物像を思い浮かべるかもしれません。しかし、ぱれすぅ〜は「怠惰」と「バレエ」をこよなく愛す人間でして、非常にマイペースなことから通常、恋愛とは縁遠い人間です。

例えば、フランス人の同級生に相手がいることをバレたときはみんな想像ができなかったようですごい驚いたような顔をされ、相手の出身地や初めて会った場所、性別、性格などなど根掘り葉掘り聞かれました。家族にも付き合って半年が過ぎたあたりで伝えたのですが、若干心配されながらも色々聞かれる日々…。

そして、私自身周りからよく言われるのは、真面目で昭和チックな人間であること。恋愛するにしても、遊びだと心がざわつくその時間がもったいないので、正面から向き合える人でないと付き合いません。
でも、尽くすタイプでもない…。
フランスに来たのは、自分が舞踊の研究者・実践者としてのスキルを身につけて、生業とするためです。なので、その自分のやりたいことに対する軸を曲げるくらいなら、一生独身でもいいやと考えるタイプ。日本で大学生として一人暮らししていた時代も、男女問わず友人はいましたが、恋人はほぼゼロでした(その代わり、編入やらフランス留学の準備やらバイトやらに追われていました。詳しくは他のブログ記事をご覧ください)。
悪く言えば自己中で、恋愛スキルもゼロ、恋愛のための自分磨きする余裕もない,etc.なので、国際恋愛なんぞできるわけないと思っていました。

始まり。

そんな感じの私の恋愛の始まりは、至ってシンプル。

フランス留学一年半が経った頃、一年位顔見知りの友人から前日にディナーに誘われて、空いていたのでOKして行ったら告白され、バラとチョコを渡されました(パワーワードから、どの時期だったかは御察しの通り)。
恋愛に関して鈍感な私でも、こんなにプロトコル連発だとさすがに「あっ!そういうこと!?」と現場に行ってわかりました(鋭い人はディナーに誘われた時点で気づくと思いますが…)。

返事はその場ではせず持ち帰りましたが、帰り道はニヤニヤが止まらなかったのを覚えてます😂

1週間後、私から映画に誘ってOKしました。

どうして、付き合った?

前述した通り、ぱれすぅ〜はマイペースで真面目と怠惰を併せ持つ人間。
だから、いくらイケメンであろうと遊び臭がする人とは付き合いません。(そもそもそういうタイプは、私に寄ってきません。波長が合わないので。)

一言で言えば、相手も私と似たようなタイプ(マイペース)だったから、というのが大きいかもしれません。

ここで相手の名前をPくんとします。

Pくんは、フランス人ではありますが、アフリカ育ちです。おそらく育ちがよく、友人として知っている時期から、誠実で真面目な面と陽気な面を併せ持つ人間であることはよく分かってました。

当時ぱれすぅ〜はフランス留学2年目で、大学の日本語のチューターをやっていて、日本語の会話アトリエを無料で開講していました。
Pくんは当時日本語学科の生徒ではなく、国際関係の学部にいてドイツ語、英語、イタリア語を専攻する学生でしたが、日本語学科の生徒に混ざってそのアトリエに参加していました。昔から日本文化に興味があって、中学生の頃からはNHKのサイトを使って独学していたらしく、日本語学科の生徒よりも発音やイントネーションがナチュラル、そして飲み込みも速かったので、驚いたのを覚えています。また、Pくんは恋愛臭がしない人間でした(ぱれすぅ〜は恋愛コンテクストに鈍感でも女の勘はあるタイプで、性的に見られているか否かは察することができます。そのため、あえて恋愛臭のする人とは距離をとって、恋愛を避けていた過去があります。だから別称「隙のない女」w)。

こうした側面を恋愛の色眼鏡なしに見ていて、自分の目標や好奇心を明確に持った上で日々を過ごしている点で自分と似ていることから、一緒に過ごす未来は明るそうだと想像ができました。

また、Pくんは、私の会話ペースを待ってくれる人でした(これが、国際恋愛にとっては大事だなと個人的に思います)。家の中でも外でも、言語関係なく自分のペースを伺ってくれる人は意外と少ないと思います。それは、単に「私の発言を待ってくれる」という意味ではなく、「自分の中で相手の意見を推察し過ぎて違う方向で解釈した上で相手の意見を決めつける」といったことがなく「推察があっても、相手に確認してから理解しようとする姿勢」を意味します。ましてやぱれすぅ〜はマイペースなことから他人から理解されにくく誤解を生みやすいのですが、このように待ってくれる人は、日本でもフランスでもあんまり会ったことがなく、かつ付き合うことに嫌悪感や違和感がない初めての相手でした。

とは言っても、もちろん性格や考え方が違う点もあります。
Pくんは少なくとも、ぱれすぅ〜より繊細な面もあって気遣いの鬼ですし、綺麗好きですwww(ぱれすぅ〜の部屋は…。)さらに、フランス以上にPくんの国の文化や価値観がわからないので、わからなくて悶々とすることもあります(実際に日本ではアフリカという言葉だけでスポーツや野生的な面を思い浮かべていましたが、実際に目の前にしたPくんは全然違いました)。

実は、最初は恋愛感情がそんなになく「人間として好き」状態で付き合ったのですが、日が経つにつれていろんな感情が芽生えるもので、とてもいい社会勉強をさせてもらっています。

これからの課題

ここで一つぱれすぅ〜を悩ませる問題が、将来設計。
今のところ、相手に申し訳なくなるほど自由奔放に過ごさせてもらっていて日々学業とバイトに勤しんでばかり。最初から、互いにそうなるのは分かっていて「ちょっとずつね」的なノリなので、今は心地よいペースだと思うのですが…。

互いに生真面目な一面があるので、今後どうするかという話はよくします。

でも、どっちも同い年で20代後半ながら、まだ学生で、全然将来設計がはっきりしません!

はい。分かっているんです。もういい加減社会に出て、自分の将来設計を把握できる身分になりたい!こういう不安定な自分の身分だと、今の恋愛の行き先についても不安定なままで、どうしてもぬるま湯で考えていかないと続かないなぁと思います。

ただ、女性には身体的なタイムリミットがあると巷で言われている通り、20代後半になると友人も結婚しだす時期に。子どもが欲しかったらそうなるよね〜と思いつつ、自分はそこらへんの家族の理想像も持ってなくて…(子どもが欲しいとかあまり思っていなくて、結婚願望もなくて、ただ勉強したい!が先行する人間です)。周りや相手に言われて初めて「あー、もうそんな年かぁー」と思うように。

今の交友関係は学校での同僚や友人のほか、バイト先の日本人の先輩方がメインになるのですが、そうなると日本人枠は国際結婚をしてフランスに移住している人がほとんどです。そのためか、以前よりも「学生気分のままじゃダメだ!」とか「今後のビザどうしよう」などの心の葛藤が分かりやすくやってくるもので、「早く仕事をしっかりやっていきたい」けど「仕事と恋愛のバランスをどうするべきか悩む」(普段はこういう話はめんどくさがって逃げるけど、相手との関係は大切にしていたいと思った結果)といった悩める立場にもなりつつあります。

国際恋愛だと尚更、
「相手を疑ったりしないの?」
とも聞かれるのですが、そこまで到達する前の段階で日々を生きるだけでしんどいので、恋愛の駆け引きをする心の余裕がないんです!!!

いつもの記事とは異なり、プライベートなことをごちゃっとお伝えしてすみません。でも、貧乏学生が学業と生活に追われながら恋愛するとこうなってます。

もうなるようになれ!(投げやり)

では〜。

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