失敗談を思い出す


失敗しないように生きてきた25年、数少ない失敗談をいざという時のために思い出せるだけ思い出しておこう。noteは見てる人が極わずかだからもう公開しちゃうね。

失敗、失敗ね。
失敗。
やっちゃったーみたいな。
これは恥ずかしいようう、みたいな。

ちょっと弱いかな。
一個目。

大学四年生くらいの頃。
ちょうど乃木坂に爆ハマりしてた最中、僕の一生の想い人西野七瀬がセカンド写真集を出すことになった。もちろん即決で購入。その後よくよくホームページを見ると「お渡し会」なるものを発見。見るに、アイドルが自分の写真集を直接ファンへプレゼントしてくれる会とのこと。ほぇぇ。
まぁ折角応募できるならしとくか。
ぐらいの感じでメールで応募。

後日、なんと当選。
当時はライブの倍率とか握手会の列の長さとか知らなかったから、これがどんだけ価値のある当選か全くわからなかった。今思えば、オーディションで落ちるのはここで運を使ったせいだ。

当日、忘れもしない、新宿サブナードの福屋書店からお正月のごとく延びる列に参列。心細いから列の近くに友達を待たせつつ、近づくなーちゃんに緊張が増した。
直前までパーテーションで見えないなーちゃん。
自分の番のひとつ前になり、はじめて赤いドレスのなーちゃんが見える。
握手会の常識もない私はたった一人、直前の男性を頼りにすべく、丸いメガネをずいとあげて観察した。何を話してるのか、どんぐらいのテンションなのか。
だが無情にも、メガネが曇っただけで情報は一つも得られなかった。

何秒ではがされるんだ。

それも不安だ。

喋りすぎて途中ではがされたりしたら超みっともない。

それだけは避けたい。
かっこよく映りたいじゃないか。
くるんくるんの髪だけど、なんか起きろって思うじゃん。

いざ自分の番。

目の前に現れる拳ほどの顔。
「ありがとうございます。」
と言われながら写真集を受け取る。

うわあ顔小さい!!!ドレス赤い!!思ったより身長高い!!!あ、受け取らないとか!!あれ!しゃべれるのかな!!!なんかしゃべった方がいいのかな!!!かわいい!!目おおきい!!!こっち見てる!!!
どばぁっと脳から感想があふれる。そして口から出た言葉は
「あ、どうもぉ。」
だった。
本当最悪。
困った時の悪い癖。人見知り、かっこつけが混合して、小さい声でへらへら挨拶をする。でもおもしろいとか、変だとか思われたいから、目だけぐっとキメておく。もう最悪。

僕「ありがとうございます。」
な「はーい。」
僕「・・・。」
な「・・・?」
僕「(笑いながらはける)」

終わった。
はがされるのにびびりすぎて結局何もしゃべれなかった。
やんわり目玉大きくして挨拶したきめぇやつになってしまった。話途中ではがされるやつ、鼻息のあらい汗かいたデブ、目玉の大きいかっこつけたやつ、並べてわかる、同点だ。僕はきめぇやつです。今まで見下してた人、ごめんなさい。

かっこ悪いことに、パーテーションから外へ出て友達に会った時には「すっげぇ顔ちっちゃかった!!!めっちゃかわいすぎて全然しゃべれなかった!!!」と明るく昇華して、普通の出来事みたいにした。これすらきもい。


挙句の果て後日グータンヌーボヌーボでなーちゃんが
「七瀬ちゃんはどんな男性がタイプ?」
って聞かれて
「目の印象が強い人は苦手です。」
って答えてた。嫌いじゃん。なんなら俺でトラウマになってるじゃん。どんな男性がタイプって聞かれて苦手な人言うくらい苦手なのかよ。出会ったらおしぼり投げつけられるんじゃないの。

これが失敗談1でしたを
どうかな。
うーん。
あるあるすぎておもろくないのかも。
あと余計なこと言い過ぎね。すみません。悪い癖。
かー。

普通な人生すぎるなぁ。

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