見出し画像

乃木坂の抽選が当たらない

乃木坂46毎年恒例の
”真夏の全国ツアー”
の抽選が始まった。六月の頭からはじまりすでに三次が終わった。


僕は大学時代におもしろいと思って乃木坂にはまり出してから早5年。初めてライブに行ったのは、実を言うと去年だ。
のっぽくんが誕生日にチケットを当てて持ってきてくれた。
神様かと思うな。毎年。


ちなみになぜライブに行かなかったかというと、楽しみ方がわからないからだ。よくある。
昔母親に連れられて「鶴」というバンドのライブに行ったことがある。新宿ブリッツだったか。特に激しいバンドというわけでもないのだが、それなりに盛り上がる曲はある。でも、「フォー」とか「オー」とか、中学生の僕は言えないさ。一番前で片手をあげて、肘を折って、ぶんぶん指差ししてる人たちを見て「その人差し指はなんか意味あるの?」と思った。そういう風習のバンドならわかるんだけれども。一生懸命指さして、その先になんかあるのか。と、引いた。結果、一番うしろの方で背の高さを生かして、音楽を楽しんで、トークでほほ笑んでいた。座りたいなぁ、なんて。
楽しいことは楽しいのだが、なんとなく場違い感を自分に感じてそれっきりライブが好きではない。なんとなく最前で頭を振る人や野次を飛ばす人は、自分の思うつまんない人に似ている気がする。

ただ、乃木坂を好きと公言している以上はライブに行かないといけない。芸人には肩書がつきもので、肩書には厚みがつきものだ。個性個性。均一化したやつらめ覚えとけ。マッカーサーか?あれはまだ進化か。


去年初めてライブに行った時、正直そわそわした。
わかったこと。
ライブの楽しみ方がわからないというのは、ただの逃げの言い訳で、自分が周囲から変に思われたくない、というプライドが本当の原因だ。
あぁ出た出た。ええかっこしい。
これは芸人に一番いらない。
芸人に必要なものを不要なものが邪魔してるんだ。間違いでしかない。

始まってしまえば簡単だった。
「周囲はみんな乃木坂しか見てないんだから」
という月並みの状態。
コールがわからない初心者でも大丈夫だった。ちょうどよくトップオタが会場にちらばってるもんだから、コールのマイナーパートが聞こえるのである。

オーイオーイオイオイオイ!!

と客が相槌をうつ場面ならば、トップオタは

せーのっ! オーイオーイオイオイオイ!

とせーのっ!を言うのである。さすがTO。周りとは一味違う。このおかげで初心者も安心してミックスをうてる。
いつもなら目に付くが、今日はありがとうでいっぱいだ。


何曲か知らない曲もあった。
正直コレクションの趣味がないのでCDのカップリングとかを歌われたらひとたまりもない。
こういう時は知らないなぁと言うしかない。盛り上がる曲だったら大声を出すしかない。
家に帰って調べて成長するだけだ。

一通り沸き終わって帰り道。
ふと思う。
隣にのっぽくんがいたからよかったものの、いざ一人で来て盛り上がれるのか僕は・・?
うーーーーん。
難しいなぁ。
ちょっと周りの目気にしちゃうなぁ。


あら。
不要なもの、残った。

残ってても必要な厚みが手に入ったならそれでいいのか。使える個性として登録していいのか。

そんな去年だった。
新しいことはたまらない。
そして今年もライブに行きたい。

常々ライブ運がない僕。
なあちゃんの卒コンも当たらなければ、ハンドメイドワークスも当たらず、バナナマンさん単独ライブはもう5,6年当たってない。
すでに乃木坂は3次まで終了。すべて落選。
かたや四国に同行したカレーくんは福岡で一枚、東京すら一枚当てている。なあちゃんの卒コンも、その前日のライブも当てていた。なんだこいつ。ずっと運いいな。代われ。

おそらく今年のライブを当てるには、残りは一般発売だけだ。
12時にネットに接続し、早く接続できたやつがチケットを手に入れられる、回線バトル。
うちの回線はひとつとして最新ではない。頑張れ江戸川区核家族。

キングオブコントも落ちたし、さすがに当たってくれ。
最悪ウッディとして出してくれ。
めっちゃ楽しむから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?