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世界湯に行ってきた話


グループラインで朝から風呂の話が出てる。
珍しい。
こないだのニコニコ湯とは違う仲間から銭湯の誘いだ。


最近の私はテンションの低さが目立ち、何かと疲れやすく、非生産的な毎日だ。よくない。
改善するのは気持ちだけだ。
これが一番大変よ。
心にサンボマスターがいれば。


今回向かうのは飯田橋から近いところ。
なぜなら私が飯田橋にいたから。そして一人が来たから。もう一人は家で寝てたらしい。やぁねぇ。


ブックオフで直木賞受賞作家の本を探していたところにK太がやってきた。
ブックオフに直木賞を受賞したばかりの本はない、そういうことにした。
ちなみにK太は感動系の本をよく読むそうだ。
休みの日に喫茶店でバーッと。
そんな休日してみてぇ。
私はたばこを吸わないので喫茶店には縁がない。
でも酒を飲まないと言い張っていた大学時代から変化し、お酒を好きになってきてから久しぶりに大学周りを歩いたら「こんなに居酒屋あったのか!もっと行けばよかった!」となったのだから、まだまだわからない。



さて、グーグルマップで現在地近くの銭湯を調べると、そういえば飯田橋の銭湯は全制覇していた。
神保町の梅の湯はK太が行っちゃってるので人形町の「世界湯」へ。


水天宮前、人形町、浜町の中間あたりにある世界湯。それぞれ駅から徒歩5分強。


まずはもう一人と合流し飯。
家に飯があるんだよ。私は。
でも流れに乗ってしまう。一番意味がない。
いつか食の怨念に始末される。怖いよお。
食べたのは「人形町 兎屋」というらーめん屋。
らーめんとつけめんがあり、どちらもシャモと魚介を合わせたスープがベースらしい。私は何も考えずにつけめんを注文。
麺がちゅるちゅるでスープも魚介が強すぎないつけめんにしては動物系なスープだった。
ただ、私はらーめんの方が好みだった。ベースは一緒だがらーめんの方がシャモ感が強く、未知のうまさがあった。
いや、というか、単純に私はつけめんが苦手なのだ。
めんどくさいから全部つけといてくれよと思う。油そばとかも。先混ぜといてくれよって。
あとつけめんは必ずつけめんの味になるじゃん。魚介の強い感じと、のどにくる濃厚。
結局全部のつけめんがその味。
つけめん味。
てりやき味も一緒。
だからあんまり好きじゃない。
結果ここもスープ割をして飲んでいたらつけめん味になっていた。なんだよ。うまいんだけどな。残念だよ。

で、銭湯。
余談長~。


向かった世界湯はずいぶんと古い建物。団地の壁感。
入口から二手に分かれており、男は男湯入口から入る。あんまりない。月島の風呂とかそうだったな。

入ると中は番台式。
浴槽側を向いた明るいおばあちゃんにお金を渡す。
脱衣場は古め銭湯によくある形。
縁側はなく天井が高い。
浴室も手前に洗い場、奥に浴槽。
床が緑のポチポチがあって少しだけカラフル。
シャンプー類設置済み。ありがとう。
シャワーの温度がちょうどいい。ひねるところはポケモンのフィギュアみたい。
浴槽は少し広めで、左から深風呂、浅風呂。温度は一緒。
ただ、めっちゃ熱い。銭湯レベルより上。
入る時に痛いやつ。
浅風呂の右端には子供がのるのか、腰掛用か段差がある。素晴らしい。「浴槽に腰掛けないでください」のマナーに対する解決法が用意されているのは初めて見た。
壁画は富士山。少し背が低い富士山に見えたが天井が高いのか?そんなことないと思うけど。あまり余計な建造物の絵がないやつ。赤い点々はなんだったんだ。

あがる。

とにかく熱かったので存分に涼む。
ドライヤー3分30円。この価格設定は初めてか。
大体3分20円な気がする。

ほっとしたころでやはり全体的に臭いが気になる。
脱衣場は一瞬トイレくさいかと思って、上がったときにはそんなに気にならなかったけど。
浴室はなんていうんだろう。日原という友達の家の臭いにそっくりだったんだ。洗剤の臭いというか。いや、塩素じゃないんだけど、たまに苦手な臭いになるというか。その日原の家も中央区なのが驚きで、中央区はひょっとして水がそういう匂いなのかもしれない。
飲み物のラインナップが牛乳がないパターンという悲しい事実もあった。
仕方なく外ですっきりトマトジュースを買う。
これうまいよねみんな。

熱い、におい、行きやすい、会社帰りに江戸っ子風呂。
これでいきましょう。



自販機の前でイタリアに行っていたのっぽくんに500mlのモンスターと473mlのレッドブルのお土産をもらう。なんだこの量は。しかも缶て。K太はビールだって。

で、解散。
仲が良ければこういう回もある。



十字路に着き、三人が水天宮前、人形町、浜町へと散り散りになってお別れする構図に。
「俺はバンドマン」
「俺は板前」
「俺はレーサー」
って夢に向かっていくのかのようだった。
世界感あふれるお別れってことで。
沸きましたね!

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