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MATIERE NOIRE(マティエール ノワール)/LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の香水レビュー

作品について

テーマは「神秘の世界へと誘うダークウッドとホワイトフローラルの香り」

未知の世界を探検するのは、究極にファンタジックな旅であり、そして最もスリリングな冒険。

パチョリやアガーウッド(沈香)など希少な木々が生い茂る深い森へと引き込まれます。


香り

カシスにマリンノートをのせた流れるようにローズを香らせ、

パチュリやウードの深みのあるウッディの香りへ導きます。

さらにベンゾインを加えることで深みを強調させ、生茂る深い森を連想させるよう。

神秘的な香りというのは樹脂の蜜のような香りが深みの中からほんのり感じられながらもローズの華やかさと組み合わさることで未知の世界を旅しているよう。


作品プロフィール


レディース
2016年発売

調香師:Jacques Cavallier
フローラルタイプ
特徴的なノート:アンバーノート、フルーティノート

香りの構成:
トップノート:カシス、マリンノート
ミドルノート:シクラメン、ナルシス、ジャスミンサンバック、ローズ
ラストノート:ウード、パチュリ、インセンス、ベンゾイン


ブランドについて

1854年、旅行鞄の専門店としてフランス・パリのキャプシーヌ通りで創業者ルイ・ヴィトンによって設立したブランド「ルイ・ヴィトン」。ルイヴィトンは、16歳の若さでトランク職人の道を選んだことにより誕生したブランドです。当時の主要な交通手段は馬車や船、汽車であり、それらの荷物は手荒く扱われていたので、旅行者は職人に依頼し、個々に持ち物を荷造りしてもらっていたとのことです。

ルイ・ヴィトンは、パリのマレシャル氏のアトリエで重宝される職人となり、木箱、トランクを顧客の要望に沿って特別注文で作る彼の職人的な製造業者としての経歴のはじまりでした。ルイ・ヴィトンはマレシャル氏のもとで17年間働いた後、自らのアトリエを開きます。

世界基準の調香技術、スタイリング技法を学んだ香りのスタイリストが香水をご紹介!一つ一つ香りを分析し、レビューを掲載しています。


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