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Spell On You(スペル オン ユー)/LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の香水レビュー

作品について

テーマは、官能と軽やかさ。愛の恍惚(こうこつ)を想わせる魅力的なイリス 。
※恍惚とは、心を奪われてうっとりすること。


情熱的な愛こそは、あらゆるゲームの中でも最もエキサイティングなもの。

官能性と揺れ動くその甘美な緊張感にインスパイアされて、ロマンティックかつユーモア溢れるフレグランスを創作。

香り

香りは、トップからイリスやスミレのパウダリーノートのアコードを感じるが、それを瑞々しく引き立たせてくれる、ジャスミンとローズのフローラルブーケ。

華やかさを奥行き、透明感を与えながらも、しっかりと香るパウダリックのアコード。パウダリックだけと透明感もある。

さらにピーチのキュートな印象をほのかに感じるのは、愛の甘美がロマンティックにより演出してくれる。

優しくソフトに。

女性らしく品格もあり女性らしさを全て兼ね揃えてくれたようなフローラルパウダリック。

作品プロフィール


レディース
2021年発売

調香師:Jacques Cavallier
フローラルタイプ
特徴的なノート:パウダリーノート

香りの構成:
トップノート:スミレ、グリーンノート、イリス
ミドルノート:ローズ、ジャスミン
ラストノート:ピーチ、アカシア、ホワイトムスク

ブランドについて

1854年、旅行鞄の専門店としてフランス・パリのキャプシーヌ通りで創業者ルイ・ヴィトンによって設立したブランド「ルイ・ヴィトン」。ルイヴィトンは、16歳の若さでトランク職人の道を選んだことにより誕生したブランドです。当時の主要な交通手段は馬車や船、汽車であり、それらの荷物は手荒く扱われていたので、旅行者は職人に依頼し、個々に持ち物を荷造りしてもらっていたとのことです。

ルイ・ヴィトンは、パリのマレシャル氏のアトリエで重宝される職人となり、木箱、トランクを顧客の要望に沿って特別注文で作る彼の職人的な製造業者としての経歴のはじまりでした。ルイ・ヴィトンはマレシャル氏のもとで17年間働いた後、自らのアトリエを開きます。

世界基準の調香技術、スタイリング技法を学んだ香りのスタイリストが香水をご紹介!一つ一つ香りを分析し、レビューを掲載しています。


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