見出し画像

OMBRE NOMADE(オンブレ ノマド)/LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の香水レビュー

作品について

テーマは砂漠への旅へと誘うウードの香り。


太陽に照らされた砂漠、砂の上で光と影が揺らめく。

コントラストのよう。

まるで動かない風景が広がる中、砂漠は密かに息を吹き返し、訪れた人々の情熱的な冒険へと導きます。

そんなイメージを希少香料の中でも最も神秘的なウードウッドに濃縮して創作された作品です。

香り

調香師ジャック・キャヴァリエは、扱いにくい素材でありながらも人を熱狂させるほど甘美なこの香りに、ベンゾインとラズベリーのアクセントを忍ばせて仕立てたと述べています。


スモーキーで深い呼吸のようにウードの香りが瞑想の世界へ導くよう。

砂漠のサラサラな砂と穏やかに揺らめく光。

そしてひそかな呼吸。人の心も深く静かな呼吸をさせてくれるよう。

神秘的なオリエンタルタイプの香り。


作品プロフィール


ユニセックス
2018年発売

調香師:Jacques Cavallier
オリエンタルタイプ
特徴的なノート:ウッディノート

香りの構成:
ウード、ゼラニウム、ラズベリー、ローズ、アンバーウッド、ベンゾイン、インセンス、サフラン、樺の木


ブランドについて

1854年、旅行鞄の専門店としてフランス・パリのキャプシーヌ通りで創業者ルイ・ヴィトンによって設立したブランド「ルイ・ヴィトン」。ルイヴィトンは、16歳の若さでトランク職人の道を選んだことにより誕生したブランドです。当時の主要な交通手段は馬車や船、汽車であり、それらの荷物は手荒く扱われていたので、旅行者は職人に依頼し、個々に持ち物を荷造りしてもらっていたとのことです。

ルイ・ヴィトンは、パリのマレシャル氏のアトリエで重宝される職人となり、木箱、トランクを顧客の要望に沿って特別注文で作る彼の職人的な製造業者としての経歴のはじまりでした。ルイ・ヴィトンはマレシャル氏のもとで17年間働いた後、自らのアトリエを開きます。

世界基準の調香技術、スタイリング技法を学んだ香りのスタイリストが香水をご紹介!一つ一つ香りを分析し、レビューを掲載しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?