【017】富士宮やき


スーパーでこんなものを見つけました。

静岡県のご当地グルメ「富士宮やきそば」専用の「肉かす」とソース。
180円と39円。

「富士宮やきそば」は、2006年にスタートしたイベント「B-1グランプリ」で第1回、第2回と二連覇した、近年のB級グルメブームの象徴的存在ですよね。

僕もかつては「たかが焼きそばでしょ」なんて軽く見ちゃってたんですが、ある時お店で食べる機会があって大反省。
びっくりするほどうまいでやんの。

個人的に富士宮やきそばに対して感じている魅力は大きく2つで、「ガッシガシに歯ごたえのある麺」と「肉かすのうまさ」。
僕はそもそも、焼きそばに対して、「嫌いではないけど進んで食べることは滅多にない」というスタンスを取っていますが、この富士宮やきそばは、明らかに他とは一線を画している。
好みの問題もあると思いますが。

で、冒頭の発見に戻ると、肉かすやソースと並んで、もちろん専用の麺も売られていました。
けど焼きそばって、がっつりと主食であり炭水化物。
夕飯に食べたらその時点で満腹となり、おのずと晩酌も終焉に向かってしまうことが予想されます。

そこで僕は、富士宮やきそばにおける二大魅力ポイントのうち「ガッシガシに歯ごたえのある麺」を切り捨てることにしました。
「肉かすのうまさ」一本に絞ることにしました。
そうすればもはや主食ではなくなり、晩酌が延命できる。
チビチビと何かつまみながら、なるべく長く酒を飲んでいたい。
酒飲みって本当、意地汚いですよね。

というわけで、「富士宮やきそば」からそばを抜いて、「富士宮やき」です。

■材料
・キャベツ
・モヤシ
・肉かす
・専用ソース(もしくはウスターなどお好みのソース)
・紅ショウガ
・ダシ粉(あれば)


■作り方

■1 肉かすをサラダ油で炒める。

高めの温度で、揚げるようなイメージで、カラッと仕上げるのが食感を良くするポイントだと思われます。
僕は辛いものが好きなので、赤唐辛子の輪切りを加えて炒めましたが、無くていいです。
あとここは、あればサラダ油じゃなくてラードが最高だと思います。


■2 野菜とソースを加えて炒める。


■3 皿に盛り付け、ダシ粉、紅ショウガをあしらって完成。

屋台気分でベランダで頂きました。

正式な野菜の具は「富士宮高原キャベツ」のみっぽいのですが、今回はやむなく普通のキャベツを使用し、それだけだとあまりにも寂しいので、麺に見立てたモヤシを加えました。

最近、シャキシャキに炒めた野菜をガツガツ食う快感にあらためてはまっており、さっぱりめのソース味、紅ショウガのアクセントも相まって、最高にうまいっす。

そして何より、肉かすの存在感!

そもそも肉かすとは、豚肉からラードを絞ったあとの絞りかすだそうなんですが、これを油で炒めることによって、サクッというか、カシャッというか、スナック菓子的な軽〜い食感になるんですね。
で、噛んだ直後、一瞬でジュワッと消えて無くなったかと思うと、口の中に豚の旨味だけが広がるという、他にはない味わいを持つ不思議な食材なんです。
これがもう最高!

明らかに普通の肉野菜炒めとは違う、B級、駄菓子的、食べると何故かクスッと笑ってしまうようなうまさで、ビールや酎ハイなど炭酸系のお酒に特に合う気がします。

この肉かすや、広島のせんじがらなんかもそうですが、うちの近所の肉屋とかでもっと気軽に手に入るようになってほしいな〜。


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パリッコ

スキマレシピ

バカらしくて誰も試さないようなレシピや、なんとか手を抜いて酒のすすむおつまみが作れないかの実験記録です。
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