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【007】魚卵の煮付け

スーパーの鮮魚コーナーでよく売っている「生たらこ」。

「え? 何これ! たらこじゃないじゃん!」って思う人もいるかもしれません。

いわゆるたらこや明太子と聞いてイメージされる赤くてきれいなやつは、スケトウダラの卵。
この、でーんとでっかくてあんまり食欲をそそらない色をしてるのは、マダラの卵なのです。

これを「うわ、きもい!」とか言って食べないのはもったいない。

スター選手のたらこや明太子とは違い、投げ売りみたいな価格ですみっこに置かれていがちなこいつ。
一見どうでもいいもののように思えますが、実はとってもお得で優秀な、心ゆくまで“魚卵感”を味わうには最高の食材なんです。
ほら、写真の値段を見て下さいよ、めちゃくちゃ安いでしょう!

というわけで、オーソドックスに煮付けにして頂きましょう。


■材料(1人前)

・生たらこ(好きなだけ)

・タレ
 砂糖(大さじ1)
 みりん(大さじ1)
 酒(大さじ1)
 醤油(大さじ2)
 水(大さじ5)

ちなみにこのタレは、以前紹介した「肉豆腐」のものと全く同じです。
魚卵を煮付けてもうまい!
たらこの大きさによって、量を倍にするとか半分にするとか、比率をキープしつつ調整して下さい。


■1 たらこをほぐす

さて、外見はどす黒いマダラのたらこですが、パカッと包丁を入れると、

このようにきれい〜なピンク色をしております。

皮が厚くて固いので、包丁の背などでこそいで身を取り出しましょう。

もう完全にたらこだ!

■2 タレで煮付ける

上のタレの材料を全部合わせて煮立たせておいた小鍋かなんかに、ほぐしたたらこをドボドボと投入していきます。

ほ〜ら、魚卵天国!

灰汁が出ますが、取る時に大切な魚卵まですくってしまいがちなので、ここは細心の注意を払いましょう。

豆腐も入れてやった!

■3 完成

火が通ったら完成です。

仕上げに三つ葉、唐辛子を乗せてみました。
唐辛子は煮込む段階で入れればよかったんだけど、忘れてた。


あとはもう、スプーンですくってモリモリと魚卵を食べるという至福の時間をご堪能下さい。
火を通した魚卵のプチプチ、そして歯にちょっとひっかかるようなムチッとした食感がたまんないんすよね。

プリン体とかってやつのあれが気になるけど…、まぁたまには…。

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