11月20日、日曜日。

この日は夜明け前から自宅で原稿仕事をしていた。
真っ暗だった外が徐々に白みはじめた頃、「なんだか今日は、やけに外が真っ白だなぁ」と気づき、窓から外を見てびっくり。

霧がすごい！

うちはマンションの5階なので、普段ははるか遠くまで家々の屋根が続いているのが見えるけど、今日は数軒先より向こうが完全に霧に包まれている。

そうこうしていると、日が昇ってきた。

どこが地平線だかわからなくて不思議な感じ。

深い霧を通しているので、太陽の輪郭がくっきり見える。

さて、こうなると、いてもたってもいられない。
めったにない非日常感を堪能しまくりたい！
あわよくば、この深い霧の中で酒を飲みたい！
そう考えるのが貪欲な酒飲みの性。
仕事を放り出し、早朝から散歩に出てみることにする。

見慣れた住宅街が愉快なことに。

家の近所の石神井公園には、めちゃくちゃ幻想的な風景が広がっていた。

三宝寺池の水面がシーンと張り詰めて周りの景色を写しているので、霧との相乗効果で、天地の境目がよくわからないような世界。

濃いめの霧に合わせて、濃いめのハイボールをゆっくり飲んで帰りました。