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外国でさまよう日本人

こんにちはららこです。
私の同僚が出会った男性の話。
何年か前の公園での出来事で、公園のベンチに座っていると、隣に日本人らしき初老とはまだ早い男性が近寄って来て、「日本人ですか?」と声をかけてきた。
少しお話しすると、その男性は
「ああ、サクラ、日本のサクラ随分見ていないなあ。」という話から、なんと日本を出て以来1度も帰国していない、20代前半で船でたどり着いて、、、というから40年は経っている。
そして次に、滞在許可もパスポートも失効したと告白してきたという。
そそそんなコトって可能なんだろうか、今は家賃だって銀行振り込みか小切手、電気代って口座引き落としのはず。
フランスは1980年代、違法労働者に無条件で労働許可を与える代わりに納税をするというミッテラン特需というものがありました。
当時日本レストランで働いていた人ほとんどが滞在許可なし(紙なし)でした。
また、その紙の売買もできたそう、それを購入した人は移民局で代わりに来ましたという手続きをしてすぐに滞在許可を手に入れる、そんなおおらかな時代もあったと聞いています。

話しを戻して、彼はそんな時代の人のようで、フランスにもバブルはあってそこでちょこっと稼いで滞在許可のするするっとゲット、そうこうしているうちにこれまた時代の波にのまれてしまったのか。
なにがあったかは聞かなかった私の同僚、すっごい驚いたといってました。
人恋しくて話しかけてきたんですね。

フランスを出ることも、日本へ帰ることもできない彼、今もなお、なんとか生きているんだと思う。
この話をこっちの友達にすると、「ええ〜それって〇〇さんじゃないのー?!」っていう。こんな近くに2例?あるんですねこんな話。

ある男性、これまた男性、日本人相手に詐欺を繰り返していて、詐欺師特有の話がデカイ、次こんな事するから、こんな人材探してるんだ、ハハハーって言った間もなく詐欺でヨーロッパをさまよっとぃるとこれまた私の別の同僚から聞きました。

ハー、意外とさまよう日本人多いかも知れません。

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