違う材料で同じ味を出す難しさ
カクテルは、同じ材料、同じ分量であるはずなのに、同じ味を出すことがとても難しいなと思っております。
ではウイスキーはどうなのか?
ウイスキーは、原料の質や熟成樽の状態によって、出来上がる原酒の品質がちょっとずつ違ってくるのは当然のこと。
しかし、私たちは製品として、お店で飲むときや、酒屋さんで買うときは、常に同じものだと思ってしまいます。
その製品の品質を維持、または向上させるためにいる人たちが存在します。
『ブレンダー』
大まかな味の道筋程度なら、それぞれのレシピによって再現可能と言われていますが、味わいや香りを数値化することはとても難しく、細かい味を調整するときは人の感覚に勝るものは無いといいます。
例えば、10年の樽と、別の10年の樽を何対何の割合で作る場合のレシピがあるとします。
しかし、翌年には11年の樽と、別の11年の樽になってしまいます。
なので新たにブレンドをやり直さなければなりません。
こうやって毎年レシピが作り直されます。
この品質管理の責任を負うブレンダーさんは、長年の経験から記憶のデータベースを頼りに、本当に細かい調整を行なっています。
ブレンダーさんは1日に100アイテムのテイスティングをして樽の状態を確認するそうです。
しかも私たちの趣向も時代によって変わってしまうので、時代によって同じ製品でも少しずつ味を変えています。
『同じ味』以上のものを作り出す。
凄い仕事ですよねー
そんなことを考えながら、ウイスキーを飲んでみると、また一味違ってくるかもしれません!
以上パークバーでした!
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