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ジャンルを超えて活躍するクリエイター。「バラバラなデザイン展2019」イベントレポ

こんにちは。parkERs ブランドコミュニケーション室の森です。

9月6日(金)から8日(日)までの3日間、秋葉原にある「アーツ千代田 3331」にて『ジャンルを超えて活動するデザイン思考 バラバラなデザイン展』が開催されました。

ICSカレッジオブアーツは、1963年に創立した日本初のインテリアデザイン専門校。parkERsのクリエイティブディレクター/右脳担当の城本さんは、こちらの卒業生なのです。

今回、城本さんがICSカレッジオブアーツの卒業生として推薦いただき、作品を出展することになったため、昨年に続き2回目の開催となる「バラバラなデザイン展」にはじめて足を運んでみました。

この記事では、展覧会名の通り、“バラバラな”魅力がいっぱいの展覧会の様子をご紹介します。

"バラバラ"な魅力の一部をご紹介

会場となったのは「アーツ千代田 3331」。

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旧練馬中学校の校舎を改修し、文化が集まるアートセンターにしたそうです。余談ですが「3331」のマークは、「イヨーオ」に始まり「シャン・シャン・シャン」と手を叩く「江戸一本締め」のリズムを数字で表したものなんだとか。

中日となる9月7日(土)に行なわれたレセプションの様子がこちら。

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出展者や関係者が交流します。卒業年は違えどプチ同窓会のようです。


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第二回となる今回の「バラバラなデザイン展」に出展された作品は、計15名のICSカレッジオブアーツの卒業生によるもの。

これまで延べ8,000人以上の卒業生が輩出され、デザインのジャンルを自由に大きく広げ、活動の場を創り上げてきたクリエイターのセンスが光ります。

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チコデザイン株式会社代表の松本幸子さんのブース。
(雑貨の企画開発・製造、カフェ営業、コーディネーター、ライターなどとして活躍)

タイ国内の伝統工芸の産地を周り、自社の商品の企画、開発、製造をし、さらに自社商品の販売を行なうためバンコク市内で雑貨販売とカフェ『chico』の経営を開始。現在ではインテリアや雑貨以外にも、ライターやコンサルティング業務を行なうなど幅広く活動しているそうです。

水牛の角のテーブルウェアは、触り心地がなめらかでずっと触っていたくなりました。アップした写真を撮り忘れ残念なのですが...HPから見れたのでぜひ!
Chico Design プロダクトページ

リーパオと呼ばれるタイの伝統工芸で編まれた小物入れも、繊細な模様が美しく見とれてしまいました。


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株式会社フォーアイズ代表の小林裕志さん(建築家)のブースは「接面」を体感させます。

目線の高さや床に配置されたボードたち。よく見るとそれぞれに凹凸があり、触れると少しザラザラと感じる細かい凹凸や、絵の具が分厚く固まったような大きい起伏まで、形はさまざま。

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ブースにある白紙の紙を一枚手にとり、ボーどの上に置いて凹凸に添わせるように紙をこすり合わせると、白い紙に形が浮かび上がり「そこからあなたは今何を感じるか」を問いかけた作品。

建築家として活動する小林さんが、ポートフォリオやこれまで創り上げたものを展示するのではなく、あえて「物質と感覚のあいだ」を表現したことが興味深いですね。凹凸のあるボードはそれ自体がアート作品のようで視覚的にも感覚的にも刺激されました。


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2枚目の写真の「PIG」は p、i、g の3つのパーツをバランスを取りながら組み立て遊ぶもの。同じシリーズの「FOX」きつねバージョンのおもちゃは組み立て方を試行錯誤すると遠吠えをしているようなシルエットになり驚きました。

こちらも天内さんのブログにちゃんとありましたので、こちらでご覧いただけます!
たちつて☆トイ おもちゃ紹介ページ

成長するとともに変わるこどもの遊び方や思考にそって、同じおもちゃでもさまざまな使い方があり、発想力を養うことにも繋がりそうです。


室内でも"公園のここちよさ"を体感できるブース

我らが城本さんは青山フラワーマーケットの店舗デザインからparkERsまで統括するクリエイティブディレクターとして、parkERsのオリジナルプロダクト2点を出展しました。

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「Garden Low Table」

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「Water Scenery Vase」

今回出展したのはプロダクト(オーダーメイド)ですが、普段行なう空間プロデュース/デザイン事例は「WORKS」からご覧いただくのがおすすめ。こだわりが簡潔にまとまり、作り手の顔が見えます。

文章ではなく、写真でデザインを体感したい方には「GALLERY」もおすすめ!


↓バラバラなデザイン展の城本さんブース

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イメージムービーやこれまでのワークスをご紹介するパネルなどと共に特設ブースが設けられました。

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室内で聴こえる流れる水音、生き生きと育つ植物、そしてインテリアとして機能するようデザインされた存在感。

さまざまな年代の方に「日常に公園のここちよさを。」を体感いただけた3日間となりました。

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ちなみに「バラバラなデザイン展」だけに、クリエイター紹介はパズルのピースがバラバラになったデザインでした。隅々まで素敵ですね。


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その名の通り、"バラバラな" 魅力が光る、クリエイターの多様性が感じられる展示会。入場無料のため気軽に足を運びやすいのでは?
来年第三弾が行なわれることを期待しつつ、ぜひ注目してみてください!



この記事を書いた人は...
森 美波(もり みなみ)
park corporation/parkERs 

ブランドコミュニケーション室所属。
学生時代海外に渡り、英語 フランス語 韓国語などの言語を学び
「いま一番世界に届けたい日本の仕事」とparkERsに入社。
PR活動をメインに活動中。