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脱・席なしの日々!新オフィス移転までのアレコレ。



「働く場所」が変わると、どんな変化があるのだろうか?
今回は備忘録をかねて、今年の夏、オフィスの移転が決まってから、コンセプト作り、設計、工事をはじめ、引っ越すまで体験した今回のオフィス移転をまとめてみました。(トップ写真は約3年間お世話になった旧オフィス)

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こんにちは。parkERsブランドコミュニケーション室の森です。

この秋より、北青山から南青山のオフィスへ引っ越しすることが決まりました。会社の紹介はこちらから

北青山にあった前のオフィスに越してから早約3年。社員数と業務拡大につき、南青山へと移ることになり、0から企画・デザインした新しいオフィスが、11月1日、ついに完成の日を迎えました。


決定は突然に...

振り返れば移転先の物件が決まったのは今年の7月末。

物件そのものは1年以上探していたもののなかなか出会いがなく、目標としていた年内移転があやぶまれていた中、突如物件が決定。それからプロジェクトメンバーの結成がはじまり、約3ヶ月後に控えた10月末の引っ越しに向けて、本当に急ピッチでプロジェクトが進みました。

物件が決まって早速内見にいったときの新オフィスはこのような感じ。すでに解体工事が始まっていました。

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もともとあった壁や床の解体から始まり、自分たちの新しいオフィスを設計していくことになりました。

新オフィスプロジェクトのはじまり

空間デザイン、プランツコーディネート、プロデュース(プロジェクトマネジメント)、施工監理、グリーンライフ(植物のメンテナンス)、管理、リサーチ&ディベロップメント、ブランドコミュニケーション(マーケティング/PR)など、在籍するparkERsすべてのチームから若手または中堅がプロジェクトメンバーとして1名ずつ選ばれ、約3ヶ月にわたるプロジェクトが始動しました。

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初回のプロジェクト全体ミーティングでは、事前に持ち寄った各チームからの「新オフィスにはこんなことを期待する!」といった要望やほしい機能をポストイットに書き出しグルーピングを行ないました。

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ここでのポイントは、ポストイットに書き出された社員の率直な声を「環境」に帰属するものと「行動」に帰属するものに分けた点。

エスノグラフィ的方法を用いて包括的に意見を集め、どんなオフィスにするのか白紙の状態から具体的な形に落とし込んでいきました。業務に関係すること、しないこと、とにかくどんな意見もウェルカム。

エスノグラフィをわかりやすく解説しているオージス総研さんのサイト参照
https://www.ogis-ri.co.jp/kr/consulting/method/ethnography/index.html


全意見から導き出した1つのコンセプト

意見や要望を「環境」と「行動」にグルーピングしたとき、「環境」グループの意見は一貫して「機能性」が求められていること、そして「行動」グループからは「自然回帰」というキーワードがつながることを見つけました。

例えば...
<環境>
・動きやすいゾーニング
・フリーアドレス
・靴を脱いでくつろげる場所
・今より大きい冷蔵庫
<行動>
・芝生の上で寝転びたい
・季節の花を育てたい
・実験的な取り組みをしたい

「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに空間デザインするわたしたちが、ここから導き出した新オフィスのコンセプトは「未来の公園を体感できるワークプレイス」。

これまでの自分たちのオフィスからさらに進化した意匠性や機能をもったオフィス空間を考えていく中で、

その時の気分や目的に合わせて居場所を選べることこそが、さまざまな人が集い自由に過ごす場所である“公園”の心地よさなのでは?

それをオフィスで体現することがわたしたちにとっての未来の公園を創り上げることなのではないか

こうした考えの方向性が一致し決定にいたりました。

このコンセプトをもとに公園の要素を分解してゾーニングのたたき、意匠のイメージを作り上げます。都会で暮らす人々が仕事や目的に応じて、公園で過ごすように心地よく働くことができるワークプレイスを形にしていきました。


お世話になったオフィスを巣立ち、いよいよ引っ越し

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10月初旬、内装計画も大枠が決まり、最終の全体ミーティングの様子。

こうして構想約2.5ヶ月、工事約1ヶ月。パートナーのみなさま、各チームの協力のもと、異例のスピードで新オフィスがついに完成しました。(完成写真は11月中にアップ予定!)
https://note.com/parker_official/n/n2bfad1c54cf1(2019年11月29日記事更新!)
インスタグラムでも写真を公開しました!(2020年1月29日更新)

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一部残していく家具と後日撤去の荷物が残る旧オフィス。

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旧オフィス最終営業日、最後に扉を閉めたのはブランドマネージャーの梅澤さんでした。「狙ったわけではない」と本人は言いつつ、前の前のオフィスの最後の扉を閉めたのも梅澤さんだったとか。

写真付きで報告してくれるあたり、メールを受け取った方としては感慨深かったです。


新しいオフィスに引っ越してまだ数日。働いてみた印象(個人比)としては

・社員のモチベーションはかなり上がっている印象
・新しい環境にまだ浮き足立っている人も?
・フリーアドレス仕様にまずはいろんな席を回ってオフィス内マーキングしてる人若干名(ブランドマネージャー比)
・「2日連続同じ席はNG」ルールは早くも浸透している説あり

noteを書きつつも、まだお披露目前のため公開できる情報が少なく残念ですが、オフィスの写真が出来上がったらまたnoteでご紹介させていただきます。

(2019年11月29日 内覧会レポ更新しました↓↓)


(新オフィスでのことを書きました↓↓)


今回は自分たちのオフィスでしたが、この数年は特にオフィスの空間デザインの仕事が増えてきてきたことを考えると、「働き方」を見直す動きがやはり強いということを肌で感じています。

その一つとしての「働く場」の見直し

今後のparkERsは「働く場」が変わったことで、どのような「働き方」の変化、そして新しいアウトプットがあるのか?がいまから楽しみです。そんなparkERsの活動には乞うご期待!


---11月1日より、本格的に新オフィスでの営業を開始---

オフィス見学受付は11月25日(月)以降を予定しています。

ご興味ある方はこちらから


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この記事を書いた人

森 美波(もり みなみ)
park corporation/parkERs 

ブランドコミュニケーション室所属。
学生時代海外に渡り、英語 フランス語 韓国語などの言語を学び
「いま一番世界に届けたい日本の仕事」とparkERsに入社。
PR活動をメインに活動中。