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ボスがTEDxに登壇した日。 海や山に行きたくなったことある人必見 【動画つき】

平成最後の土曜日だった4月27日(土)、
TEDxの東京開催版「TEDxOtemachiLive2019」に参加しました。

というのも、梅澤(会社のボス)がスピーカーとして登壇するということで一緒に参加させてもらいました。

1日密着だったので、記念すべきTEDx出演記録をnoteに残しておこうと思います。



※はやく動画を見たい方は、目次の「いよいよ本番!」にジャンプしてくださいね。

TEDはアイデアの宝庫

TEDの精神として「Ideas worth spreading」がうたわれているように、様々な業界で活躍する人々が自身の考えや発想を展開するTED。

赤い「TED」というロゴの前で、身振り手振りにスピーチをしている姿、印象的ですよね。

3分程度の短いTalkから20分ほどのしっかり聞けるTalkまで、さまざまあります。


今年の4月にカナダのバンクーバーで大規模に開かれたカンファレンス「TED2019」を中心に、東京では「TEDxOtemachiLive」が開催されました。(以降は簡略してTEDxと書かせていただきます)

イベントについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!


そんなTEDxに会社のボスが登壇することになったとあって、わたしもこの日を楽しみにしていました。



AM8:30 サプライズの下準備

ことのはじまりはTEDx開催の1週間前。

今回のTEDxでスピーカーを務める、ボスの一言が穏やかに解き放たれました。

「イベントの日は平成最後の土曜、しかも10連休ゴールデンウィークの初日。わざわざ話を聞きに来てくれる方々にお花をプレゼントしたいなあ。」



と、いうことでイベント当日の朝はこんな感じでスタート。

(一緒にお花の下準備をした佐野ちゃん。同期で入社3年目。)

いつものデスクスペースは作業台に。(もちろん養生していますよ)


バラ100本準備していきます!

バラって、実はいろんな手間をかけて用意されているんです。
研修で培ったバラの下処理をここぞとばかりに披露してみます。

①長い茎が折れないように箱から出して補水
②1本1本、持ちやすいように下の方の葉っぱを取りのぞく
③さらに受け取った人が怪我をしないよう、1本1本鋭いトゲをとりのぞく
④水を吸いやすいように茎の先端をできるだけ斜めにカット
⑤たっぷりの水で補水してあげる


100本すべて終えるのに約2時間。

正直、手間のかかる作業ですが、用意した甲斐あって
このあとのクライマックスでこのバラの存在が生きてくるのです!


AM11:05 ボスによる迎車

お花の準備もほどよく終わって来たところで、ボスからの着信。

「もうすぐオフィスに到着するよ。」


本日の主役にちゃっかり車で迎えにきてもらい、100本のバラと同乗させていただきました!

度入りサングラスが決まってる梅澤。


おかげで会社のボスと、同期と、トランクの大量のバラと、平成最後の記念すべき土曜日にレインボーブリッジを渡るという経験をしました。(それほどのことでもない。)


レインボーブリッジで記念写真を取ろう、と言って撮った1枚。

レインボーブリッジ感が出ない!

とりあえずフジテレビの球体を映して、レインボーブリッジっぽい証拠写真。


あーだこーだ言いながら、TEDxの緊張感はまだまったく感じられないボス。

そうこうしているうちに会場はすぐそこに。



PM12:01 会場入り

「TEDxOtemachiLive」は日本科学未来館(Miraikan)で行なわれました。

当日はショベルカーやブルドーザの企画展が開催中で、ボスはこちらに興味津々。


リハーサルを終え、本番までの時間を過ごします。

ふと目を向けると、企画展とコラボしたスペシャルメニュー『ビーフシチューの森とショベルカー』で腹ごしらえ中。

プレートに添えてあるショベルカーの飾り、欲しかったのでしょうか!(どきどき)

途中合流した坂井(ボスの姐さん部下)に見守られながら、いそいそ頬張る梅澤少年。


すごく余談でしたが(笑)、こんなことをしながら出番を待ちました。


裏側ばかり見せているこの密着レポートですが(笑)
こんな合間にも、30分くらい姿を消して、一人集中タイムに入るボス。

そうかと思えば帰ってきてショベルカーシチューを食べたりと、オンとオフの切り替えが絶妙に切り替わるのはさすがです。



PM14:00 いよいよ本番!

ついに「TEDxOtemachiLive」がはじまりました。
毎年TEDカンファレンスが行なわれるカナダのバンクーバーで今年行なわれたTED Talksを聴講したり、今回選出されたライブスピーカーの話を聞いたりして、とにかく頭の中に様々なアイデアが生まれてきます。


そして、いよいよボスの出番。

今回のトークテーマは「テクノロジーとバイオフィリア~‘進化する知能’と‘無意識の本能’のデザイン~」。

以下、プレゼンテーションから一部抜粋します。



「ふとした時、海に行きたくなったことはありますか?
 では、山に行きたくなったことはありますか?

 では、なぜ人は自然を求めるのですか?

 なぜお金をかけて、海に行ったりキャンプに行くのですか?」


テクノロジーと原始回帰。
テーゼとアンチテーゼ、そしてジンテーゼ...。

導き出した一つの答えをお話しています。



つづきは実際の動画から!

19分ほどあります。お時間あればぜひ。



おまけで抜粋。

「わたしたちは体の内面からいいなと思ったものを、もっと感覚的に内面と向き合って良いと認める必要があります。"なんかいい"と感じるその感覚が科学で立証され始めているのです。」


ここで冒頭に出てきたバラが登場します。

「全員にお花一輪プレゼントします。

花をみて、匂いを嗅いで、内面と対話してください。感覚と向き合ってみてください。人間がもつ4つの感覚(頭で感じる特殊感覚、皮膚で感じる皮膚感覚、内臓で感じる内部感覚、体の深部で感じる深部感覚)で体感してください。」


バラのトゲを全身で感じる、それが自分の内面を正直に感じるということ。


(一輪一輪思いを込めて準備したバラが、こんなクライマックスのいい場面で、注目を一身に集める存在になりました。感動)



何様だというごもっともなご意見をおそれずに書いてみますと(笑)

ボスの話、非常によかったです。
トーク終盤、特によかったです。

テクノロジー優勢の時代が、これから本当に変わっていくかもしれないという感覚でいっぱいになりました。

それもこれも、川遊びをしたくなったり、土いじりをしたくなったり、知らない内にわたしも自然を求めている覚えがあったから。

「人間の本能がこれなのか」と、トークを聴きながら身をもって実感しました。

そして、今はいかに感覚を研ぎ澄まして毎日を生きていないか、凄まじく感じました。

自分の素直な感覚と正面から向き合う、そんな人生にしていきたいと思った、平成最後の土曜日でした。



わたしが抜粋したのはトーク中ごく一部のため、何が語れていたのか全貌を知るには動画をおすすめします。

※実際に会場に足を運んでくれた方のブログも。
(パチさんありがとうございます!)



以上、TEDxOtemachiLive1日密着レポート。

自然回帰の新たな潮流に気づくきっかけとなれば嬉しいです。この記事を気に入ってくれた方は、スキ&フォローもお願いします!


*この記事を書いた人
 森 美波
 park corporation/parkERs 
 ブランドコミュニケーション室所属。社会人3年目。
 空間デザインブランド parkERsでPR活動をメインに活動中。