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連載:ポートランドの公園に行こう #08 ポートランド日本庭園

全米一住みたい街、ポートランド。その街の魅力のひとつにもなっているのが「公園」です。市内には300あまりの公園があり、市民の生活に溶け込んでいます。本連載では、現地調査や政府公開情報をもとに「ポートランドの公園」をテーマにお届けしていきます。

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連載第8回目は、海外で最も本格的といわれる日本庭園をご紹介します。

ポートランド市街地からMAX ライトレールで15分ほどのところにあるワシントン・パーク。広大な敷地をさらに園内の周回バスで進むこと10分、素晴らしい日本庭園があります。ポートランドの人気観光スポットであり来園者の増加に伴い、このほど拡張工事を終えたばかりです。

隈研吾氏デザインの新しい建物

駐車場からのアプローチを抜けると2017年にリニューアルオープンした「カルチュラルビレッジ」があります。隈研吾氏により設計された村の集落をコンセプトとした複合施設。ギャラリーやレクチャーホール、図書館などの機能をもちます。低層の建屋が建ち並び、人の溜まり場がデザインされている居心地の良い空間でした。

↑ カルチュラルビレッジ全景

↑ 施設内の様子

↑ 休憩エリア

さまざまな庭園様式

敷地内には、Entry Garden(入口の庭園) 、Strolling Pond Garden(池泉回遊式庭園)、Bonsai Terrace(盆栽のテラス)、Sand and Stone Garden(枯山水) 、Flat Garden (平庭)、Natural Garden(自然の庭園)、Tea Garden(露地)、Tsubo Niwa(坪庭)の8つの庭園があり、さまざまな様式の日本庭園を楽しむことができます。

↑ 園内マップ

↑ Entry Garden(入口の庭園)

↑ Strolling Pond Garden(池泉回遊式庭園)

↑ Bonsai Terrace(盆栽のテラス)

↑Flat Garden (平庭)

↑ Natural Garden(自然の庭園)

ポートランド×日本庭園

ポートランドにいながら、本格的な日本庭園を鑑賞できる貴重な場所。庭園を散策していると、自然と心が落ち着くものです。その一方で、ポートランドらしさを感じる面もあります。日本庭園の背景にはスケールの大きい森林がそびえています。深い森の中にいる感覚や景色はポートランド日本庭園ならではではないでしょうか。ぜひ、ポートランドに行かれた際は体感してみてください。

おまけ

最後に、庭園の現地スタッフの方々が庭のメンテナンスをしている姿が印象的でした。日本の伝統技術が遠く離れたポートランドに受け継がれいていることが感じられ心和むシーンでした。

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