連載:ポートランドの公園に行こう #04 ジェイミソン・スクエア
全米一住みたい街、ポートランド。その街の魅力のひとつにもなっているのが「公園」です。市内には300あまりの公園があり、市民の生活に溶け込んでいます。本連載では、現地調査や政府公開情報をもとに「ポートランドの公園」をテーマにお届けしていきます。
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連載第4回目の今回は、子どもから大人まで幅広い世代の憩いの広場をご紹介します。
ポートランドで最も人気の高い再開発エリアにある噴水公園
↑ ジェイミソン・スクエア(Jamison Square)をご紹介します
世界中から注目されている再開発エリア、パール・ディストリクトの中心にある広場、ジェイミソン・スクエア(Jamison Square)。パール・ディストリクトは、古くは煉瓦造りの倉庫街で、その倉庫などの古い建物をリノベーションするなどし、現在は流行を発信し続けるショップや飲食店、クリエイティブな企業が多く集まる全米有数のクリエイティブな場所です。
↑ 日本の公園とさほど変わらない広さの公園ですが、その存在感は圧倒的
公園のサイズは一辺80メートルほどと、日本の街区公園とさほど変わらない小さな公園ですが、遊び心、デザイン、機能性に優れ、人が絶えない賑やかな場所です。
↑ まず、目を引く噴水。大人も子供も混じっての水遊び
この公園はPWP Landscape Architectreという著名な設計事務所が手がけています。水が豊富なポートランドらしく、帯水層からの湧水をイメージしたデザインになっています。
↑ 帯水層から湧き出す水をイメージしています
アートに囲まれた空間
公園周辺には、PNCA(Pacific Northwest College of Art)などの美術大学をはじめアート・ギャラリーや絵画洋品店もあります。公園にもたくさんの現代アートがあります。
↑ 公園の外周に設置されているトーテムポール
↑ 園内に設置されているアート作品
↑ 赤御影石で作られたヒグマ、Rico Pasado
この地にゆかりのあるクマだそうです。
↑ 公園の隅から見つめるRico
ちょっとした落書きもアートになります。
↑ こちらは子供達の落書き
↑ 怪獣の絵と床石のパターンの組みわせがうまい!
ベンチも充実
噴水の周りには、20〜30脚ほどの折りたたみ椅子があり、自由に動かし、くつろぐことができます。
↑ 噴水の周りには、家族が水遊びをする子供達を木陰で見守ります
↑ 公園の開園時間に管理人さんが公園に設置してくれます
公園の外周にもたくさんのベンチが設置されています。公園側を向いて子供達の遊んでいる姿を見守るもよし、反対側を向いてゆっくりと過ごすもよし。木陰もあり、暑さも十分にしのげます。
↑ 背もたれが繋がっているベンチ
↑ 公園の外周の歩道はウッドデッキ
周辺には、食べても飲んでも大満足なお店がたくさん
周辺は、高級なレジデンスがあるため、公園周辺にはたくさんのカフェやレストランがあります。公園のすぐ隣には、和食もあり、寿司やうどんなども楽しめます。もちろん日本人も馴染みのスターバックスや、地ビールの飲めるレストランもあります。
パールディストリクトに遊びに行かれた際には、ぜひ、この公園を起点に動かれてはいかがでしょうか?
冊子「ポートランドの公園に行こう」販売中
本連載のより詳しい情報は、冊子「Go to Porltand Go to PARK ー ポートランドの公園に行こう ー」に収録しています。ご興味ありましたら、冊子もあわせてご覧ください!
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