古典ギリシア語とクレタ大学 in Rethimno(Crete)・・ヨーロッパ放浪記(15)

特に大学フェチでも学校フェチでもないけど、寧ろ、学校嫌いだったけど。
イラクリオンのクレタ大学は、医学部・理系なんだけど、見学に行った。昼2時過ぎだったけど、学食に理系の学生が沢山並んでいて、一緒に並んで学食ランチにした。
ひとりで黙々と食べている学生、数人でワイワイ話しながらランチする学生、屋外でダベリングしながら食べてる学生。思い思いで、見ていて面白かった。丁度目の前のテーブルで、ひとりで黙々と食べている学生がいた。いろいろと思いを巡らせた。彼は何を考えて食べてるんだろ?! 数学専攻かなぁ?! 物理専攻かなぁ?! そんな雰囲気。
校舎が鉄筋コンクリ打ちっぱなしの四角い建物で、私が卒業した高専の校舎にそっくりだった。違うのは、遠くにエーゲ海が見える点。
図書館も見学させてくれた。親切な司書さんの許可を得て。まぁ、普通の図書館。
本命は、レシムノンのクレタ大学だった。言語学か哲学の学科の事務所に行って尋ねたいことがあった。校内地図があるけど、分かり難い!イラクリオン同様に、いや、もっと乱雑にコンクリ校舎が林立。ひとりの女性に尋ねた。学生ではなくて、多分、先生か事務のひとだと思う。親切に教えてくれたけど、朝8時からだから、もう閉まっているだろうとのこと。この時、ひとりの老紳士がこちらに関心を示しながら横を歩いて行った。後で後悔した。このひとに話し掛ければよかったと。あの年齢だとしたら教授レベルだろう。どの学科にしろ、文系学部の情報がもっと得られたかと。
授業が終わったのか、教室の前で若い先生が数人の学生たちとギリシア語で楽しそうに談話していた。活気を感じた!
哲学科の、閉まっている事務室の近くにいた女子学生に尋ねた。残念ながら哲学科の学生ではなかったけど、とても親切に教えてくれた。授業はギリシア語でとのこと。英語での授業もあるけど、英文学関係だけほんの少し。古典ギリシア語の講座もあるけど、現代ギリシア語での授業とのこと。一般向けの講座はないとのこと。入試は数週間も続くのだとか、等等いろいろ英語で教えてくれた。
実は、古典ギリシア語の授業は英語だと勝手に思い込んでいた。その前提で古典ギリシア語の講義について知りたかった。なにをするというわけでもないが・・。ただなんとなく。
あ、最期に再度念押し・・私は決して大学フェチでも学校フェチでもないです。古典ギリシア語の授業に関心があるだけ。

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