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初ヨーロッパ、夜行バスのFlixbusに3回乗った

国間の移動については、飛行機も候補ではあったのだが、朝一で到着できる/驚きの安さ/空港に比べ市街地に到着できるメリットを踏まえ、ヨーロッパで猛威を振るうFlixBusを利用してみることにした。日本の夜行バス同様、スーツケースを1つまで預け入れることができるのが嬉しい。予約は普通に公式サイトから行った。海外サイトだからか、普通にカード払いしようとしたら拒否されたため、Google Pay経由で決済を行った。

席の感じは、日本の安い高速バスに比べずっと快適である。飛行機のエコノミークラスを想像してもらうのが一番わかりやすい。コンセントは全席についているが、運が悪いと席のリクライニングが壊れている。また、短距離路線はちょっと汚い。日本よりも男性のいびきが爆音なので、気になる方は耳栓必須かもしれない。電気は完全消灯せず、ぼんやり青い光が灯っている感じである。また、ガソリン休憩など予定にない停車が結構頻繁に起こる。それと、使うのであればFlixBusのアプリを入れておくのは必須である。QR提示だったりバスの遅れの確認だったりを簡単に確認できる。使ったエリアとしては・パリ〜ジュネーブ・チューリッヒ〜ローマ・ベネチア〜ミュンヘンである。学生だからできるようなハードスケジュールかもしれないが、意外と耐えた。それぞれの路線について少し書こうと思う。

パリ 22:55〜ジュネーブ 6:00 (N799) 35€

パリの発着所はBercy Seineというところである。多分セーヌ川沿いのBercy地区という意味。これが、パリ中心部からやや遠いところにある。夜にスーツケースを持った状態でパリのメトロやバスを使うのは憚られたので、発着所までは思い切ってUberを使った。到着30分位前に着くよう手配したのだが、近道が事故?により封鎖されており迂回してもらうなどしていたら15分前に着くこととなった(配車料金は変わらないので、タクシーじゃなくてよかったと少し思った)

Uberの人が目の前まで車を寄せてくれたので、降りてそのままトンネル状のバスターミナルへ。雰囲気は完全にバスタである(ちょっと汚くて煙い)。

バスタパリ。
完全にバスタ。トンネルの中は若者でいっぱい!

ジュネーブ行きは結局15分くらい遅れて到着、出発した。ヨーロッパではこういうことは日常茶飯事なのだと思う(他のバスでもよく遅れていた)スイス入国だったが、パスポート見せたっけなあ…N799の車内は汚めだった。自由席だったので適当に座ったら、窓側のリクライニングがもげていた(前の座席の人のももげてそうだった)

ジュネーブのバス停は駅から徒歩10分くらいのところだったが、朝6時なのもあって真っ暗で何も見えず、ジュネーブ気分はあまり味わえなかった。

チューリッヒ 22:25〜ローマ 10:00 (N524) 51€

これも少し定時から遅れて出発した。めちゃくちゃ長距離路線なのもあってか、非常に快適な車内だった。発着所はローマの中心部ではなく、Tiburtina Bus stationという周辺に何もないバスターミナルであった。悪評高いテルミニ駅に比べると、はるかに治安がよさそうな雰囲気であった。

ベネチア22:00〜ミュンヘン06:15 (N491) 30€

ベネチアの島は車両乗り入れ禁止なのもあって、発着場所は本島メストレ駅近くのバス停から乗車した。島からは、サンタルチア駅から一駅分の切符を買い電車で行った。

ベネチアのFlixバス停は小さすぎて不安になる

FlixBusがドイツのバスなのが関係しているのかわからないが、これまで乗ったバスの中で最も厳しそうな入国審査が、オーストリアとドイツの国境で行われた。警官っぽい人が乗り込んできたのである。パスポートを出すだけでなく、旅行の目的や所持金についても聞かれた。寝起きで頭が回らない中、若干適当に答えてしまった気もするが、特にいがみあいもなく平和に終わった。雰囲気は怖かった。なんでスイスよりも厳しいんだ…

ミュンヘンのバスターミナルは駅の隣だったので非常に便利だった。バスターミナル2階に暖房のきいた施設があったのもありがたかった。
3月頭のミュンヘンは本当に寒いので防寒対策はしっかりと。

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