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「イ・ドゥナ!」ペ・スジの姫カットにトキメキ、アイドルの孤独を知る

イ・ドゥナ!」全9話を軽く完走しました。
このnoteのコンセプトとして、「よかったのだけ」をレビューすることにしているので、これはどうかな、、、と思ったんだけれども、前回のnoteで「レビーは後ほど」と書いてしまったので、ちょっと書いてみますね。

平凡な大学生ウォンジュンと元 K-POP アイドルのドゥナが、 学生向けのシェアハウスで偶然出会ったことから始まる恋の物語を描くラブロマンス。 監督は「愛の不時着」「ロマンスは別冊付録」のイ・ジョンヒョ。

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愛の不時着」「ロマンスは別冊付録」の監督ということで、どちらも大好きな作品なので期待していましたが、よくもあり、悪くもあり、もやっとした作品でした。

じらされロマンスというのか、5話ぐらいまでは進展なくて、逆にそれはよかった。
序盤はドゥナの奔放さを描くためか、どうしたいのか、どうなりたいのか、全く分からないまま進んでいくけれど、3話目くらいからいい雰囲気が出てきて、「わかっていても」とか、はたまたこの感じは「愛だと言って」みたいな多くは語らないが、心情に訴えかけてくるような何か奥深いものを秘めているいいドラマなのではと、一人でわくわくしたものの、思いが通じ合ったかと思うと、急にトーンダウンして、私の心もしぼんでしまいました。

いや、キスシーンが長い。
もうこれは飛ばしちゃいます。

結局最後はよくわからんまま、最終話描く必要ある?という蛇足の最終話でした。
途中はよかったのに、最後まで観てこんなにがっかりしちゃうことある?

この作品はペ・スジの美しさ、さすが元アイドルmiss Aだけのことはあるダンスのうまさ、アイドルセンスを見せつけるドラマでした。
姫カットかわいいよね。

姫カットがかわいいペ・スジ

どうしてもイ・ドゥナとmiss Aのペ・スジが重なって、実際のアイドル時代はこんなだったのかなとか、脱退理由を調べてみたり、アイドルの孤独を知るほどに、私の推しは大丈夫なのかと心配になったり。
全然ストーリーと関係なく、アイドルの世界を覗き見するようで、最近話題になっている女性グループも苦悩しているんだろうかなんて、想像しちゃいました。

さて、ペ・スジが「アンナ」の後の作品として選んだ「イ・ドゥナ!
美しく冷淡なペ・スジを見られる点で「アンナ」の雰囲気を感じるようでもあるけれど、インタビューでは、アンナと一緒に台本を渡され、「イ・ドゥナがかわいそうだから演じてみたいたと思った」と語ってしました。

こちらの記事はなかなか興味深いです。

ドゥナの大胆なキャラクターを表現するために露出の多い服をあえて選んでいたそうですが、それにしてもスタイルがいいし、華奢。
足がすらっとしていて、ウォンジュンが寒さ対策に買ってきた5本指靴下を履かせてあげるシーンなんて、どきっとします。
これほどにピンクの5本指靴下がセクシーでもあり、可愛くもあり、似合うアイドルもいないのではと思うくらい私にはピンクの5本指靴下が印象的でした。

対して、ウォンジュン役のヤン・セジョン。
役柄的にもったりした役で、あんまり好きになれませんでした。
完全にドゥナに翻弄されているけれど、純粋で、まっとうに生きようとしている人、まして、大学生。
世間知らずだとこうなるよね。

ヤン・セジョンは「私の国」のロングヘアの色気とアクションがぴったりはまって、とってもよかったし、私が絶賛する影の名作「師任堂、色の日記」のギョム(ソン・スンホン)の青年期を演じていて、時代劇が合っていると思っていたのだけど。現代ドラマでは「キム・サブ」もよかったですね。
あくまで私の中で作り上げているイメージです。

最近は日本でのファンミをありましたし、兵役も終えているから、これからどんどん活躍する俳優さんでしょう。
この世代の俳優さん、売れる前に兵役を終えてるかどうか、ファンにとっても重要ですよね。

大学生とK-POPアイドルのラブロマンスという設定こそが、ファンタジーなのであって、そこに現実が入り混じってくると夢は覚めちゃうというお話かなと思います。
だから、夢から覚めた私たちも最後に現実を見て、もやもやとしてしまうのかもしれません。

大した事件も起こらず、複雑な心境をダラダラと描いて、結局なんやねんという映画を観ているような感覚になるドラマでした。

おすすめ度は★★★☆☆で。


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