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サマソニ2015のバンタンから感じた狂気と切なさ

年明けから観始めた韓ドラ「王になった男」全16話を制覇してしまい、ちょっとした虚無感。次に何をしていいかわからない。何を観ていいのかをわからない。

取りあえずといってはなんだけれど、YouTubeでバンタンの昔の動画などを漁ってみる。

観ているうちに思い出しました。

以前WOWOWで放送していたのを録画した「サマソニ2015」のBTSのライブ観よう!

たまたまWOWOWの番組表で見つけて、当時はそんなに関心なかった頃、取りあえず撮っとけって感じで録画しておいたんですが、初見で観たときも、初期の曲ばかりで、彼らも若く(ジョングクは高校生)、今とは雰囲気も違うから、ピンとこなかったのですが、2回、3回、、、もう何回観たか分かりませんが、完全アウェーの日本の会場で、必死に踊り、歌い、ラップし、汗かいて飛び跳ねる7人の姿がまぶしくもあり、切なくもあり、観るたびに何とも言えない感情が湧いてくるのです。

2015年といえば、前年に日本への進出を果たして「花様年華」の第一段シリーズを発表した頃。
まだBTSは本当のKpopファンが応援しているくらい?

海外のアーチストがたくさん出演し、音楽好きたちが集まるサマソニ。
BTSが出ていたのは多分メーンではないサブの会場だと思うけれど、アミボムや手作りのうちわを持つARMYの声援は熱狂的で、それ以外のちょっと見てみようかという通りすがりの観客や男性、外国人もいたはず。

当時のTwitterでのツイートをネットで見かけたことがあるのですが、恐らく男性と思われるツイートで、「赤毛の子すごいダンスうまい」というもの。
これは多分ジミンのことだと思われます。

BTSを知らない人たちにも自分たちの存在を示すべく、パフォーマンスする姿。

いや、ほんとにしびれます。

特にナムジュンの狂気を帯びたラップ。これぞBTSのラップモンスターだと言わんばかりに見せつけてくれます。さすがのリーダー、ラスボス感もたまりません。

続くSUGAの本物のピップホップ、こいうのが本当はやりたいんだという「みせてやろうじゃないの」という殺気?本気が伝わってきます。
そして、J-HOPEの遊びとおしゃれ感のあるラップ。
とにかくラップラインの力の入れ具合が半端なく、バンタンらしさを全開に、多分緊張していたであろうマンネたちを引っ張っていくヒョン感があふれ出ていて、ほれぼれします。
その男気を受け取るように、ジミン、テテ、ジョングクも全力で歌い、踊り、ジンはと言いますと、場違いなところに連れてこられたようなお上品なぼっちゃまにも見えるんですけれど、ダンスも頑張っているし、自分の与えられたパートを存分にこなして、ほほえましい気分にさせてくれます。このメンバーのギャップ感、コンセプトのさまよい感が当初のバンタンの魅力なのではないかなと思います。

セトリが神!
「We Are Bulletproof Pt.2」
「War of Hormone(ホルモン戦争)」
「DOPE」
「Hip Hop Phile」(WOWOWでは放送なしでした)
「BTS Cypher Pt.3:Killer」
「進撃の防弾」(日本語曲)

かなりのヒップホップ色強めのセトリです。
日本語曲は「進撃の防弾」のみで、海外アーティストとして乗り込んできたぞという意気込みが感じられ、日本にこびていないところも熱い!

ファッションもストリート系の男の子という感じでラフなもの。
夏ということもあってか、J-HOPE、赤毛のジミンはお馴染みの半ズボン。帽子を目深にかぶったジョングクは顔がほとんど見えないのにイケメンだと分かるし、ナムジュンも身長あるのに半ズボン、SUGAまでもが短パンでしたー。あの当時は結構短いズボン履いてましたけどね。
なのに、テテは長袖トレーナーとジーンズっぽいの。ジンはきっちり上までボタンを留めた長袖シャツ、長いパンツだったのですよね。この2人については会社的なイメージ戦略だったのでしょうか?とにかく暑そうで気の毒でした(T_T)

そんなことも楽しみながらも、ライブの熱気に圧倒され、そして観終わるといつも思うこと。

あのサマソニ2015のとき、みんなどんな気持ちで挑んでたん?

もしバンタンメンバーに会える機会があれば、絶対に聞いてみたい。
呆れる妄想をしてしまいます。韓国語、がんばろ。

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