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運転席を取り戻す

#11月の男と女

意思疎通が取れたことのない利用者さんに「おやすみなさい」と挨拶する時。

私とその方以外は、他の誰も見ていない、いわば個室です。

ふと思ったのか、挨拶の言葉に合わせて、その瞬間にポーズを取ってしまいました。

笑った。

もし他の職員が、この方を笑わせていたら、

GTO以上に笑わせていたならば、

きっと「俺は下手だ」と落ち込むかもしれない。

逆なら「俺は上手い」と喜んでいるかもしれない。

食事の介助シーンも同じ。

自分より上手な職員が居たら「俺は下手だ」と気持ちは重たくなり

逆なら「俺は上手い」と気分が良いだろう

なんだ?

これは?

「外側」によって「自分の心の状況がコロコロ変わってしまう」

上手な職員が一緒に居る状況

それだけで、自分に勝手に沸き起こるプレッシャー。ある種の緊張感。自分のダメさと直面するような「今回もきっと、上手には出来ないだろう」と思ってしまう。決してリラックスすることは出来ない。

逆に下手な職員が一緒に居る状況

それだけで、勝手に沸き起こる何かがある。それは、自信のようなものだったり、解放感だったり、その方への「もっと上手にやれよ!」という否定だったり。プレッシャーがかかっていないのでリラックスしているようには感じるが、、

スキルを上げても、必ず上には上がいるし、

これは何?

自分の身の上に、一体何が起こっているのか?

この人は、精神分裂病なのではないか?と思う。

更に面白いのは、全く違う局面になると、次はそれに乗っ取られてしまうこと。

運転席に、それらを変わる変わる座らせている

時間に追われたら、それに支配され
何か問題が起こったら、それに支配される

慌ただしくコロコロコロコロと、運転席が何かに支配されている

長年待ち望んだのは運転席を自分に取り戻す時。それが来ました。

運転席に、本当の自分が座ってから、今まで感じたことのない過ごし方がはじまっています。

そこから本当のストーリーが始まりました!

本日もお読みくださりありがとうございます。

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大井 健 | 講師紹介

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