個人的なことを発信する理由

彼女と子連れで病院に行く日の前日「よかったら迎えにいきますよ、子連れだと大変でしょう」ってめっちゃ優しいやん。子連れで全然ひかへんやん。

その日はゆっくりランチして、一緒に公園で遊んだりして。心配していた「関わり方」も、めちゃくちゃ安心な方向性。

数日後には「立会いもしませんか?」って言って告白した。

そんなこんなで立会いもして、同居も始めて、なんともうまくいってる。

入院時だって物理的なこと以外にも精神的に本当に助けられてる。やっちゃんの言う通り、たしかに回復力違う気がするわ。

交際始まってから、昔からの友人ベテランレズビアンお姉さんSさんに紹介しにいった。

「ソッコー交際、ソッコー同棲…ソッコー破局の匂いするな…成田離婚やな…ふふふ」なんて言われましたが、うまくいってるよー!!!

わたしはこのSさんのこと、この人のことをすごい活動家やなって思ってる。

有名な政治家だとか、国会いってなんとかって訳じゃない。

だけど、わたしが困った時に手を差し伸べてくれて、一緒に何かやろうって言うと乗ってくれる。

ときどきお手紙をくれたり、手作りのプレゼントをくれて、良くも悪くもいろんな意見を言ってくれる。

彼女らはこれまで本当にいろんな草の根活動のようなことをやってきている。わたしはほかの活動で知り合ったのだけど、いろんな当事者の人たちがより集まれる場を作ってきている姿を見てきた。

わたしもその場に救われた1人だ。

とことん会議して、よりよい場を作って、違和感を大切にして、いろんな仲間が集まっては解体して、いろんなもんなくして、しんどくなりながらも、必死に今日も暮らしてる。

そんな人たちの姿があるからこそ、わたしたちは胸を張って手を繋いで生きていけるのだなと感じる。

わたしたちの歩く道は、たくさんの先輩が犠牲を負いながら、戦いながら勝ち取って作ってきてくれた道なのだと感じる。

これがもう少し前だったら…10年も前だったら、20年も前だったら、もっと違っただろうと思う。

だからこそわたしも、こういった個人的な活動を続けていきたいと強く思う。

個人的なことは社会的なこと、社会的なことは個人的なこと。ある人が言っていた。

大きな話はできないし、夢や希望の話はもう飽きた。

とにかく今、目の前にあることをやる。やるしかないことをやるんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?