ドラクエ3リメイク自体は、SFC、GBC、スマホと既に何回か行われており、移植もWii他多々あるわけで今更感はあるのですが、次回はHD2Dでこれまでのリメイクの移植ではないことと発表と同時に映像が公開されたことで
当時はそこそこ界隈が沸いた記憶があります。

ドラクエ3のリメイクの中ではGBCがゲーム面では一番作りこまれており、
モンスターメダルの良し悪しは置いといても裏々ダンジョンまで用意され、それはもうがっつり遊べました。
勿論、痒い部分は相変わらず残っており、例えば勇者は転職ができない、
装備が女性優遇等。スマホ版ではSFC,GBCで進化した部分がごっそりカットされ、誰得な残念リメイクだったのも記憶に新しいですね。

このため次のリメイクでは少なくともSFC版の内容は踏襲してもらいたいところです。
DQ8のような頭身にするよりは、HD2Dが私は合っていると思います。
何故なら、格闘家が魔法使いに転職するとキャラデザ上、爺になる仕様のため、これがDQ8頭身で行われたら笑うしかありません。
ゲームの中のご都合・フィクションがリアルな頭身よりのビジュアルで行われるのは本当にキツい。
なので今回HD2Dは英断だなと。PVの中では魔法使いは爺でしたし、転職でキャラデザそのものが変わる仕様は踏襲されるようです。
DQ9みたいなキャラビジュアルのカスタマイズは無いと考えてよさそう。

で、ここからは不満を。

まず発表してから2年経過し「テストプレイしてます～」という戯言以外の更新が何もないのはいかが何でしょうか。

こんな体たらくならそもそも2年前に(作ってるかも怪しい)PVは公開すべきではなかった。
例えば、任天堂のマリオRPGのリメイクは、水面下で開発され発表して数か月で発売。アナザーコードや他リメイクに関しても発表から長くて1年以内に発売で温度感を保ちつつ情報が適度なタイミングで投下されている。

一方、ドラクエに関してはどうだろうか。
これはエニクスの時代からそうだったのだが、「ドラクエが発売されますように」という自虐CMをTVで平気で垂れ流す神経と殿様的思い上がり体質が今なお続いているのではないだろうか。
ドラクエは遅れるのが当たり前という実績と風潮を拭うことをやろうともしていないように思う。

ゲーム開発に限らず、何かを一から生み出すのは大変だろうし、そういった生み、ひねり出すことへのクリエイト活動において納期があるというのはなかなかしんどいとは思うが、
そもそも今回は「リメイク」である。
いやいやリメイクでも開発するのは変わらないと思う方もいるだろうが、
リメイクのメリットは、基本的なストーリーライン(シナリオ)、キャラ設定、BGM(場合によって再録はあるだろうが)、各オブジェクトのパラメータ値、バランスは既にあるのだ。

それに加えてHD2Dのエンジンも既にあり、HD2D作品はそこそこコンスタントに発表、発売されている状態。

そこで新たにやらなければいけないことは、今の時代に合わせたチューニングと新規要素にはなるがそれも新作を1から作るよりは作業量が段違いに少ない。
開発経験がある方なら更にわかるだろうけど、アクションゲームよりもＲＰＧのほうが開発がしやすい。
これは動作パターンが限られているため、テストパターンもアクションよりも少なく済む。
とはいえ、ファミコン時代と違いＨＤの作品だから開発規模は昔より大きく、開発期間も増えるのもわかるが、発表するのであれば
ある程度の納期・タイミングは意識して行うべきだと思う。

そうしないと信用がどんどん地に落ちる。
それに作ってますよ～テストプレイに入りました～なんてツイートされても
何一つ信じられない。
何故なら、どの機種かもわからない状態なのだから。

アルテピアッツァあたりに外注してくれていれば、もう出てたのかしら？
何にしても発表タイミングとか考えてほしいなと。