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相棒(Fiat500D)が来て1か月

10/30に納車されたFiat500D。
名前はまだない。
ずっと車名で書くのも味気ないし、早くニックネームでも付けねば。
とりあえず、いい名前が見つかるまでは、我が相棒としておこう。

世にはクルマの性能や整備に係る非常に濃い内容のブログが数多く記されている。旧車初心者の私にはまだ語れるものがないが、ここではそんな初心者が、旧車とどう向き合っていくのか?を記録していこうと思う。
しばらくは感想めいた内容が続くが、ご容赦いただきたい。


相棒が来てからの週末は、とにかく乗り回した。
こんなに当てもなくクルマを乗り回したのはいつ以来だろう?学生時代?
天気のいい海沿いの道が気持ちいい。
このクルマの排気量は500cc。果たして普通に走れるんだろうか?とドキドキしていたが、下道では案外普通に走れた。もちろん、信号が青になるたびに全開で加速!それでも前のクルマに置いていかれそうになる(汗
また、上り坂になると速度が維持できない?こともたまにあるw
それでも、ただ走るだけでワクワクする!

無謀にも高速にも乗ってみた!

メーターで80km出ていても実速はもっと低い。ただただ、左側を一生懸命に走る。大型トラックが前にいると、後ろからのプレッシャーが少し軽く感じられる。手のひらにかいた汗で緊張していたことに気付く。
やはり、このクルマには下道の方が似合っているね!

あてもなくドライブ。色付き始めた外苑の銀杏並木へ。
ここにはクルマ好きが集まってくるらしい。

記念写真を撮っていたら、通りすがりの方から声を掛けられた。
ここだけでなく、駐車していると誰かが寄ってくる。チンクのことを知っている人もいれば、「これはどこのクルマですか?」と予備知識なく聞いてくる人もいた。このクルマには声を掛けたくなる可愛さがあるのかな?

納車されてから、週末は朝から晩までドライブしていた。最初の週末は地元近辺を。翌週は、都心~湾岸~横浜近辺を。さらにその翌週は、県境を二つ跨ぐ長距離を。
オーディオもない車内で、エンジンの音に耳を澄まし、ひたすらギアチェンジを繰り返しながら走っていた。
楽しい!

家に帰れば、夜な夜なネットの海を徘徊して情報収集。同じチンク乗りの先輩から工具や常備部品についてアドバイスもいただいた。みなさん、ご自身の試行錯誤の結果をwebの世界に残してくれている。私のような新参者もその恩恵に与ることができる。有難い話である。

紹介いただいた部品を買い求めに、小金井にあるSTANDARD SPEEDさんを訪ねた。趣味も兼ねてやっているというそのお店は、店主のセンスの良さが感じられるとても洒落た空間で、同じD型のホワイトのチンクが鎮座していた。いくつか部品を購入した後、店主のNさんに我が相棒に試乗していただくことになった。手慣れた様子でエンジンを掛けるNさん。「スターターの音がちょっと変?」「掛かりもちょっと悪いかな?」、走り始めると、「クラッチの遊びが少ないですね」、「ギアの入りも?」と、次々と心配になる発言が(汗)。
ここまで快調だった我が相棒、確かにここのところギアの繋がりが悪く、「?」という違和感を感じる機会が何度かあった。特に、その当日はお店に行く途中で自分でも何度かそんな違和感を感じていただけに、チンク乗りの先輩の発言は心に重く響いた。「はやり、変ですよね?納車された時は気にならなかったんですが、この週末あたりからちょっとギア鳴りがするようになってきたんですよね」とお話しすると、「一度、専門店でチェックしてもらったらいかがですか?」とアドバイスいただいた。

御礼した後、所要を足しに都心へ。その後、ピークを迎えているであろう外苑の銀杏並木に再び足を延ばしてみた。

大失敗だった…。紅葉のピークは人出のピーク。通り過ぎるのに軽く小一時間掛かってしまった。その渋滞の最中にも停車状態からローに入れる際、ギア鳴りが大きくなってきている…。これは、ちょっとやばいかも⁉

自宅まで、極力丁寧にシフトチェンジしながら、無事帰宅。その日1日で明らかに状態は悪化していたため、早速翌日に、Nさんにご紹介いただいた関東でチンクと言えばまず最初に名前が上がる埼玉のオンタリオSSに電話をしてみた。

電話口に出たYさんに、「これこれしかじかで~」と症状を説明すると、食い気味に「はいはい、それはDタイプのクラッチの典型的な不具合です」と。聞けば、現在まで続くダイアフラム式に対して、Dタイプはコイルスプリング式というクラッチで、バランスが崩れるタイミングが早いとのことだった。納車後1000km弱ほど走ったと伝えたところ、「それだけ走ればその症状になってもおかしくないが、正確には実際に見てからでないと」ということで、納車ひと月で我が相棒は入院することが決定した。

購入したお店は主にイタリア車を扱っていたが、チンクの専門店ではなかった。ここは、一度専門店に全体をチェックしてもらい、直ぐに修理が必要な個所、直ぐではなくとも近々対応が必要な個所、等教えてもらって、計画的に対処していこうと思う。対処が必要な個所も、自分でできるのか?プロにお任せすべきか?できることは、なるべく自分でやっていきたい。

我が相棒よ、しばしのお別れだ。
しっかり治してもらって、早く帰ってきておくれよ!



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