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相棒(Fiat500D)が戻ってきた

相棒が入院して2週間経ったところで、オンタリオSSのYさんより「出来上がりましたよ!」と電話があり、早速その週末、会社帰りに与野に引き取りに向かった。

オンタリオSS

時刻は17:30。日もすっかり暮れて閉店間際の店舗は既にシャッターが下りていた。隣の扉をノックして中に入ると、そこはおもちゃ箱のような世界が!

色とりどりのチンクがたくさん!

まずは、Yさんにご挨拶。石油ストーブで暖まりながら簡単に自己紹介し、こちらでお世話になっている同僚のチンクのレストアの話などで一通り盛り上がったところで、我が相棒の元へ。

同系色のF型のお隣で

入庫前に電話で相談した際、最悪の場合F型以降のクラッチへの換装が必要かも、とのことでしたが、幸いそこまで悪い状態ではありませんでした。クラッチは納車整備の際に新品に交換されましたが、その組付けとクラッチケーブル、ペダルのセッティングに問題があったとのこと。クラッチの状態は良好だったので、部品の交換はクラッチケーブルだけで済み、インプットシャフトの修整、クラッチペダルのオーバーホール等で対応できました。

D型とF型以降では歯の数が違うそうです

その他にも、セルモーターの音が煩い?不具合についてはブッシュ交換で対応。また、エンジンの掛かりが若干悪かったのですが、こちらはタペット調整、点火時期調整をしていただきました。

Yさんによれば、部品の組付けに一部問題はあったものの、ボディは頗る上等、ドアのチリもバッチリ合っているし、ここまで状態のいいD型は珍しい!とのこと。ドアの開き方以外のD型とF型以降との違いについて、フロントガラス上のおでこの広さ、フェンダーの膨らみ、モールやライトの違いまで、隣のF型と比べながら教えてくれました。

その後、店内をひと回り。たくさんのチンクが修理を待っています。
レストア途中のものもあれば、数台は売り物とか。
奥の作業スペースでは、エンジンやミッションがバラされて作業中でした。

修理を待つチンク達
レストア真っ最中

もっと眺めていたかったのですが、時間も遅かったので早々にお暇することに。
なお、精算時、こちらは現金のみということを知らずにお隣のコンビニまで現金を下ろしに走ることになりました(泣)。お初の方は、お気をつけくださいw
いずれは専門店の助けを借りる時が来るとは思っていましたが、思いの他早いタイミングでお世話になることとなりました。突然の電話相談にも快く対応いただいたYさんに感謝です!今後もよろしくお願いいたします!

復活した我が相棒

お店をお暇し、お隣のコンビニにて準備を整えて、約100km先の自宅まで夜のドライブ。恐る恐るクラッチを繋ごうとペダルを踏むと、入庫前とは異なり、しっかりしたストロークと適度な遊びでスムーズにローギアに入るようになっていました。走りだせば、何の問題もなく快調ドライブ!キープレフトの安全運転でノートラブルのまま無事帰宅。

早め早めの給油
2週間ぶりに戻ってきた我が相棒
今回の修理項目

今回、クラッチはF型以降のものに換装しないで済みましたが、エンジン脱着、インプットシャフト修整、クラッチペダル脱着とオーバーホール等をしていただいたので、それなりの工賃はかかりました。これは専門家の力をお借りしたので止む無しです。一方で、今回お願いした作業の一部については、チンク乗りの先輩方がご自分で対処しているようでもあり、ここから先は、自分でできるメンテの幅を広げるべく手を動かしていきたいなあと思った次第です。<完>


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