会見記事を読んだ

うちの父は仕事人間だったし私とはあまり反りが合わない事が多いのだけど、電通に勤めていて亡くなられたまつりさんの件が起きた時、父がボソッと「人が亡くなってまで存続していい会社なんかない」と言ったのが脳裏にこびりついている。

劇団員さんがなくなって以来、何度も何度も、父の言葉が浮かんでは消えている。

ご遺族側の会見記事を読みました。

劇団には、1人の大切な劇団員さんが亡くなられた事実から一つも逃げずに向き合ってほしい。

現代にそぐわない労働環境を見過ごしてきた上層部にも責任を問うべきではないか。
例えば稽古時間の規制とかそういうルールの新設で終わらないで。劇団がこれからどうしていくのかの方向性なしでは、これだけ許し、むしろそれを是としてきた価値観は簡単には変えられない。

亡くなった劇団員さんに誠実に、そしてご遺族の心中を大切にしてほしい。
そして調査の結果、何を猛省しどう変わっていくのか、それがわからないことにはもう、モヤが晴れることはなさそうだ。私は。

追記 父の言葉がずーーっと頭にあるんだけど、それが重たくてアウトプットしたかったけど、それは自分の好きな場所に石を投げる行為かもしれなくて恐ろしかった。でも、ご遺族の方の記事を読んで、やはりどう考えても一人の方が自ら亡くなった事実が重くて。自分のためにこれを書いた。私もここから先どう居たらいいのかわからずにいる。

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