見出し画像

大丈夫でしょう‼️

笑顔でそう言ってくださった主治医と「来年もよろしくお願いします」と挨拶をして、診察室を出た。

過日、3ヶ月ごとの乳腺外科診察日のこと。
体調に変わりはないか聞いて下さる先生に、ふと話してみた。
「何ヶ月か前から背中の右側が時々痛くて、手先が痺れます。今は手先が少し痺れるだけで、背中はほとんど痛くないけど、すごく痛くて肘から先が強く痺れたこともありました。」
先生は少し眉間に皺を寄せ、私の背後に周って、背中が痛むときはこの辺り?とトントンと叩いたりして確認してくださる。痛む頻度や痺れの程度なども。

「仕事の重い荷物を右肩にかけるので、そのせいかと思って乳がんと絡めては考えていなかったのですが、もしかして骨転移…?と思って。」
そう主治医に話す。

先生は「現状ではおそらくそうではないように思う。もし骨転移なら痛くなったり痛みがなくなったりはしない。ずっと痛みが続きます」と。
気になるようなら、頸椎のMRIを撮ってもいいと思うけど、もう少し様子を見てもいいのでは?と穏やかに言われた。

私も、今は背中の痛みがなく、手先が少し痺れる程度なので(元々、パクリタキセルの後遺症で軽い痺れはある)次回の診察時まで続くようなら、そのときに考えることにした。
背中の痛みがひどくなり、ふと骨転移かも?という考えが頭をよぎったときはどうしたものかと考え込んだが、先生の言葉で気持ちが落ち着いた。

再発や転移の治療は、基本的に対症療法になり、あまり急がないこともわかっているので、まぁそのときはそのときだと考える。

そのほか、乳がんの薬も色々新しいものが出ていて、私が初発の治療をした8年前とはどんどん変わってきているよと教えてくださる。
私が最初にした抗がん剤治療、EC療法も3週1クールだったのが、ドーズデンスが主流になっている。2週1クールなら早く終わるわけで、それは朗報。ただ、かなり副作用のキツい薬なので高齢者には3週毎に投与するなど処方も変わるらしい。
元々、一生涯に6回までと決まっているので、もし再発しても私がこの薬を使えるのはあと2回、使う薬の選択肢が狭まってしまうんですよね…そうなったら大変!という話もした。

そこで私が、
『再発しないことにします‼️』
と冗談っぽく言うと、
『大丈夫でしょう🙆』
と先生も応えてくださった。

先生、ありがとうございます💓
患者にとって、真摯に話を聞いて下さる先生の存在は宝物です✨
なにか起こっても寄り添ってくれる先生がいるもんね♪という安心感は何物にも代え難いです。

化学療法室の入り口にクリスマスリースが飾られていました。
今、治療の真っ只中のひと達にも落ち着いた日常がまたすぐ訪れますように🍀

日々のよしなしごと、好きな音楽のことなどを書いています。 楽しんでいただけたら、サポートしてくださると嬉しいです。