見出し画像

【エルピス】

この年末年始、自分史上最高にテレビを観ていたような気がする。
紅白はオープニングが東京スカパラダイスオーケストラということで最初から、ヒゲダンを観逃したくなくて結局ほぼずっとつけていた。
他には佐野元春がおやじバンドで出ていたのがよかった。
年越しはジルベスターで、いつもオケのタイミングがピタリと合うのがすごいと思う。

年が明けて元日の夜はウィーンフィルのニューイヤーコンサートを楽しむ。
今年はヨーゼフ・シュトラウスの楽曲が中心で、ニューイヤーでは初めて披露される曲ばかりということでちょっと新鮮だった。
2日、3日はどっぷり箱根駅伝。ずっと観ていると色んなドラマがあるね。

2日の夜はトム・クルーズとキャメロン・ディアスの『ナイトアンドデイ』、3日の夜は『コンフィデンスマンJP 英雄篇』も観た。

『ナイトアンドデイ』は新聞のテレビ欄でたまたま見つけた。バラエティばかりでうんざりしていたので、アクション系ラブコメ?的ストーリーだし気軽に観られて楽しめた。キャメロン・ディアス大好きだし。
コンフィデンスマンJPでは、ジェシー(三浦春馬)とスタァ(竹内結子)が生きて活躍している設定になっていて、ちょっと嬉しいような淋しいような気持ちになる。ストーリーはまったく予想がつかない展開。また騙されました…。そして、主題歌はヒゲダンの『Anarchy』。

これとは別に、TVerで『ブラッディ・マンデイ』を観ていた。10年ちょっと前のドラマ。地上波でやっていたときに、偶然見つけて途中から観だして、私は三浦春馬をこれで知ったのだった。
彼は高校生の天才ハッカー役。
国家転覆を狙うテロリストから、ハッキングを使ってみんなを守るというストーリーだが、今あらためて観てみるとすごく時代を先取りしていた内容だった。キャストもなかなか良い。ただ、この中から三浦春馬の他にも芦名星、藤木孝の二人がもはやこの世の人ではないのが悲しい。

ブラッディマンデイシーズン2の最後に「パンドラの匣を開けたら災いが出ていき、最後に残ったのはなんだと思う?『希望』だ」という成宮寛貴のセリフがあった。

そこではた!と思ったのが昨クールのドラマ「エルピス」。
コンフィデンスマンJPと同じく長澤まさみ主演の、こちらは社会派ドラマだったが、この「エルピス」とはパンドラの匣に残った『希望』という意味だと知ったところだった。

コロナ禍はパンドラの匣から出た災厄だったのだろうか。
希望は、エルピスは残っているのかな・・・ふとそんなことを考えた。

明日からいよいよ仕事始め。


日々のよしなしごと、好きな音楽のことなどを書いています。 楽しんでいただけたら、サポートしてくださると嬉しいです。