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思考メモ

物への雑な取り扱いと物理法則を理解し難い知能ゆえ、夜中だというのにガシャンという盛大な音を立てカップの中身(歯磨き粉やら歯ブラシやら)を床にぶちまけてしまい、聴覚過敏が自らギャフンなやらかし音と極地味な悲惨さに恐れおののく不安定な態度は今回も安定的だったと思う。

回転する馬でもありたくないが容易くめくられる膨大なテンプレのページを移動する最中、突然に想定外とは言い難いが素面装う表情でさもそれらしく演ずるだけの尊いあの日の願いが形作られることがある。

やはり世界とは回転する音だった。
国を蒸発させ人種を根底から溶かし尽くす渾身の音は、縄文にあったはずの忘却路線からあの時の約束の引き出しを再び蘇らせ、「中身を見ろ、そして受け取れ。」と差し出してくる。

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