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過去の高卒野手と2018ドラ1トリオの将来⑤

こんにちは、pastaです。

今回は本連載最終回!
3人の将来について語っていきたいと思います。

まずは第4回のおさらいです。
①出場機会を増やすために複数ポジションに積極的に挑戦するべき
②1年目は2軍で多く打席に立って徹底的に鍛えるべき、1軍昇格はシーズン終盤で良い
③実力が足りてないのならば無理に固定しなくていい(スラッガータイプの選手は除く)

まずは
①出場機会を増やすために複数ポジションに積極的に挑戦するべき
から見ていきます。
小園は、二塁の守備に取り組むべきだと思います。
というのも、順調に行けば今シーズン中に正二塁手の菊池がFA権を取得します。さらに菊池は今オフにポスティングでのMLB移籍を希望しているので、移籍する可能性は大いに考えられます。
その時に、二塁を守ることができれば1軍での出場機会が増えると思います。
また、その翌年の2020年に正遊撃手田中広輔もFA権を取得するため、立て続けに小園にとっては大きなチャンスが巡ってきます。

根尾は、高校生の時から割と色んなポジションに馴染みがあるため、できる限り多くのポジションに取り組むべきだと思います。遊撃手には京田がいるため、遊撃手一本に絞ると出場機会がかなり限定されるからです。
特に外野は、大島がベテランに突入しアルモンテもいつまで残るかわからないため、近いうちにチャンスが巡ってくると思います。

藤原は、外野手なので外野一本で勝負するしかないでしょう。
ロッテは外野のレギュラー候補は現状、角中と荻野貴司ぐらいしかいないのと、パリーグにはDHがあるため、常にチャンスはあると思います。

②1年目は2軍で多く打席に立って徹底的に鍛えるべき
3人に共通することですが、最初から1軍に帯同するよりも、2軍でより多くの出場機会を作るべきだと思います。1軍だと使いどころが限られてくるため、2軍でより多くの試合に出場して、より多くの打席に立ち、実戦経験を積み、いち早くプロの球への対応力を身につける方がいいでしょう。
高卒1年目の選手は2軍で結果を残して、シーズン終盤に1軍に昇格でも全然遅くないと思います。(むしろめちゃくちゃ早いですよね)
世間は彼らをもてはやし1軍で使うだのなんだの言っています。
確かにこの3人が非凡であることは間違いありませんが、かといってこれまで取り上げた選手たちですらできなかったことをできるほどの才能があるとは到底思えません。
第4回でも述べた通り、高卒でプロ入りできる超絶野球エリートの選手たちですら、1年目は2軍の打席に立ち続けることは困難なのです。
これまで取り上げてきた選手もまずは2軍で多く打席に立ち、そして1年目から結果を残してきました。
まずは2軍でしっかり結果を残すこと
これが一番大切なのではないでしょうか。最初から1軍に置くのは英才教育ではなく、ただの甘やかしです。本当に実力のある選手なら1年目から2軍でしっかり結果を残せると思います。

実力が足りてないのならば無理に固定しなくていい(スラッガータイプの選手は除く)
この3人はスラッガータイプではないため、無理に固定するべきではありません。もし使い続けたいのであれば、ポジションを変えていきながら、現状の選手と"実力+期待値"を比較検討していく他ないと思います。


まずやるべきことは、2軍でしっかりと結果を残すことです。1軍云々はその先にあることであって、それについて今の段階から語るのはおかしいと思います。
そして2軍で結果を残し1軍昇格を果たすことができれば、代打、代走、守備固めなど様々な役割で出場機会を増やしていきます。いろいろなポジションを守ることができれば、その間口はより広がっていくと思います。
第3回で述べた高卒野手育成の黄金パターンに基づいてまずは、4年目での規定打席到達を目指して欲しいです。

もうすぐプロ野球も開幕しますが、引き続き彼ら3人の動向に注目していきたいと思います。

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