見出し画像

私の中にいるアーティスト・チャイルドの存在は分かっていたけど……

陽光が部屋に射しこむ季節になった。かなり奥まで。でも、眩しい、と、思っている間に夕暮れてしまう。
アーティスト・チャイルドは、はしゃいでいる。まぁ、私も一緒にはしゃいでいるけど。

ジュリア・キャメロンは、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』でアーティスト・チャイルドの存在についての話をしている。

自分の中にアーティストが住んでいることを認め、大切に守ってやることを学べば、痛みを乗り越え、自由に創造の翼をはばたかせることができるようになる。恐怖を解決する方法や心の傷を 癒す方法、自信を取り戻す方法などもわかってくるだろう。

ジュリア・キャメロン『ずっとやりたかったことを、やりなさい。

あなたの中のアーティストは子どもであり、食べ物が必要だ。モーニング・ページは、アーティスト・チャイルドに栄養を与えるだろう。

ジュリア・キャメロン『ずっとやりたかったことを、やりなさい。

自分の中にアーティストが住んでいることは、認めていた。というか存在は分かっていた。なんとなくだったけれど。ジュリアに勧められるように、モーニング・ページ的なものを書いているし、アーティスト・デートもしている。だけど、何か解せない部分がずっと在った。

特に最近は、ちょっとアーティスト・チャイルドの様子が奇妙だ。AIイラストで好みのものが生成できるようになってきたら、なんだか、ずっと、はしゃいでいる感じなのだ。
なので歩いているとき、自分のなかのアーティスト・チャイルドに話しかけてみた。

双子だった。

感情が伝わってきて、それが分かった。不思議な感覚。
ふたりとも、それぞれの名前を欲しがっていた。私は、アーティスト・チャイルドに、私の個人的な愛称に「小」をつけた呼び名で語りかけている。だが、それは不満だった上に、名前はひとつじゃ足りなかったのだ。

でも、まぁ、命名するまでもなく名前を与える前に、彼女らには名前があった。
何やら私に伝わったので満足そうだ。
特に「絵」が担当のほうは、今、滅茶苦茶にハイテンション。そうよね。ずっと永いこと、自己表現の手段がなかったものね。AI生成を誰よりも歓迎している。
「文章」担当のほうは譲ってしまう。

ダメダメ、ちゃんとふたり協力し合って! で、私とも協力してよ! 私はふたりへと文句を言う。そして3人でケラケラ笑った。ずっと思い出し笑いしてるように見えただろうなぁ。歩いている間、誰ともすれ違わなかったけど。

でも、私のモノローグは相変わらず1本道。ただ、「絵」担当がしゃしゃるとプロンプトがモノローグとして流れるようになっている。
私は3人だ。だけど、天使の囁きとか、悪魔の囁きとか、そう言われるものとは別物みたい。

彼女らは、感情ようなものでしか接してこない。それが、モノローグと混じるから、私は書き留める。
何からモノローグが来ていたのか、その一端が明らかになった?
相変わらず、声色のないモノローグだけれど。


AIイラストはPixAIで生成。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?